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花 2 ページ2

Side,(ひびき)A




部活動が始まるのは、朝の7:00。その前に体育館に入り、あの人が来るのを待つ。学校に走って通って、それからまた部活で汗だくになるあの人。そんな姿を見るだけでも恋焦がれて、そして、手に入れたくなる…… まるで、高嶺の花のような存在


バスケ部エースで、学校中の女子を虜としているあの人……



そう! 学校のアイドル、桐山春馬先輩……!!!!













「はぁぁぁぁ…… 今日もお美しかった……!!」

「まーた桐山先輩?
まぁ、そうなる気持ちも分かるが」

「でしょ?!
もう、見るに美しいあの容姿、声、身体、筋肉、瞳…… 全て言い切るまで丸一日かかりそうだなぁ……!」

「うわっうわっ、ミーハー恐ろしい」




友人から言われる言葉を無視し、昼休みにグラウンドで友達とはしゃいでる桐山先輩を見つめる。私、響A


1年ながらも、ミーハーのトップに君臨し、先輩に手を出す輩を排除している。ブランド品には目がなく、今流行りの俳優も勿論チェーック!
でも…… 先輩には、叶わないんだなぁ……


あの全てを、私が包み込みたい。でも、そんなのはただの願望。叶いもしない、願望なんだ




「ってか、そーんなに好きで愛してるなら告白したら?」

「はぁ!?
いい? 先輩はこの学校の高嶺の花、つまりsanctuaryなの!
私の様な汚い者が、そのsanctuaryに手を出しては…… ならないのだ……!!」





「妙にサンクチュアリの発音良すぎ」と言ってる友人を尻目に、私はまた目線を先輩に向け――…………




「ごめん、ちょっと行ってくる」




私は立ち上がり、急ぎ足で教室を出る


何度も忠告してた筈だろ、あのクソ女。何度言えば分かるんだよ





「(あぁ…… 桐山先輩が女子に呼び出されたわけね)」

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はるかな(プロフ) - すごく面白いです!文章力が凄くて憧れます!作品を上手く書くコツなどあったら是非聞きたいです! (2017年3月4日 20時) (レス) id: eb029237c3 (このIDを非表示/違反報告)
とらちゃん(プロフ) - 光芒さん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえて嬉しいです……!励みになります!続編もですか!?と、とても嬉しいです……!! (2017年2月26日 19時) (レス) id: c2527a9838 (このIDを非表示/違反報告)
光芒(プロフ) - とてもお上手ですね!私も小説かいてますが,まだまだ作者様の域には到底届きそうにないです…。続編もよんで見ます(´ω`*) (2017年2月26日 18時) (レス) id: 86ba02c6f9 (このIDを非表示/違反報告)
とらちゃん(プロフ) - もえじろう@可愛い葵は我の親友なり!さん» いえいえ。こちらこそ、ありがとうございます! (2017年2月13日 18時) (レス) id: c2527a9838 (このIDを非表示/違反報告)
もえじろう@可愛い葵は我の親友なり!(プロフ) - とらちゃんさん» 載せさせて頂きました。ありがとうございますm(_ _)m (2017年2月13日 18時) (レス) id: eef3ae2f2d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とらちゃん | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2017年2月6日 0時

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