まったく…真琴先輩は厄介なのです

入学式は前日が厄介なのです ページ2

貴)ふぁ・・・

眠い・・・只今さいっこうに眠いのです・・・
原因は・・・橘真琴。私の一つ上の彼氏なのです・・・・が・・・



―昨日の夜―

ピーンポーン

貴)はぁい
誰でしょう・・・こんな時間に・・・


ガチャッ

真)えへへ・・・来ちゃった

貴)・・・・・・・・・。

えっと・・・普通「来ちゃった♪」って女の子が言うべき言葉じゃありませんか？
それを明日から高二になる男が言うだなんて・・・


貴)大問題です・・・

真)？何が？

貴)いえ、とりあえず上がってください

真)うん。おじゃまします

って言っても私一人暮しなんですけどね・・・


真琴先輩の前にお茶を置く

貴)・・・・で、用件はなんですか？

こんな時間に来たぐらいだから急ぎのようでしょうか？

真)・・・たかったから。

貴)えっ？

真)ただ会いたかったから来たんだ。それ以外はないよ

貴)・・・・・・えっと・・・・その・・・

そうさらりと言われると恥ずかしい・・・・


ギュウ〜

貴)なっ！？まっ真琴先輩？！

真)またく・・・・かわいいなぁAは・・・ねえ・・・

私の耳元で先輩が囁く

貴)っ/////

真)泊って、いい？

貴)だっ駄目です！

真)何で？

貴)そっそれは・・・・



結局この言い争いは私が疲れ果て「もう好きにしてください！」と
半ば投げやりになるまで続き


勝った先輩は私の横でクスクス笑うのでした・・・・

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