転生したら三浦ハルの姉に!?・・・って ちょーモブだから出番なくね? part5

「堕作者ってさー頭よっわいよねー」ツ「いきなり悪口ー!?」【雨戦のとき、お前も言われてたぞ】ツ「え"…」「だってさ、頑張って伏線張ろうとしてるけど、ぜーんぶ書いちゃってんじゃん」【そこは正直なんだって言ってやれよ】ツ「でも堕作者のその正直のせいでユキさんがネタバレ連発…」【わりぃ、やっぱアイツ頭よっえーわ】 ページ21

なつかしーなぁ

8年前は私もランドセル背負ってそこらの不良を倒してたんだよねぇ

【なんか最後らへん可笑しくね！？】

それがイタリーに行っちゃってからはマのつくおっさん達を倒して…

激弱だったけど、まぁ、いい運動にはなったよね！

【…すんげぇお転婆娘だな】



「カルミアの花でしたよね！ 小さくて可愛らしい花を咲かせるのでハルの一番お気に入りのお花なんですよ！」

『ふふ、気に入ってくれてたならよかったよ』

「お守りですからね、あの日からずーっと一緒なのです！」

『嬉しーなぁ』



ほんっと嬉しーこと言ってくれるなぁ

ちくしょっ、ハルが可愛すぎる



『…でね、ちょっとソレ貸してくれる？』

「？ はい、どうぞ」

『さんきゅ』



ハルから受け取った物を手のひらに収める


薄ピンクの、カルミアの花を象った結晶


あの日、私はこれをお守りだ、って言ってハルに渡したんだ

【ふーん？】

あの頃はまともに原作に関わる気なんて微塵も無かったんだけど…

やっぱり人って変わるもんなんだねぇ

【そーだな…俺もアイツらに出会ってから変わった。ユキと同じだ】

そっか…



『ハル、少し目を閉じてて』



原作で言えば、今はリング編

次は…十年後、未来編

[この世界]に"雪"なんて、本当は在るはずがない

だから必ずしも原作通りに行くとは限らないと思うんだよね

それでなくとも私がちょこちょこ原作を捻じ曲げてるし

【それを言うなら俺だって変えたことはいくつかあるぜ？ま、失敗しちまったやつもあるがな…】

私の、キミの、知っている未来[原作]は絶対じゃない

【ああ、そうだな】

でもだからって全てがいい方向にむかうとは思えないんだ

だからね、少しでも大切な子達が傷つかないように……









私が、守るよ









ボウッ









全身から雪の炎が吹き出る





「あのー…ユキ、ちゃん？ なんだか火が出てるような音がしませんでしたか…？」

『そんなことないよ。 もー少しだけ待っててね』



勢いが強すぎちゃったかな

【あいっかわらずキレーな炎だな】

さんきゅ

リングが戻ってきたらキミの炎も見せてよね

それにしても、今ほどアルコバレーノでよかったと思ったことはないよ

【特異な体の構造をしているからこそ全身から炎が出せることか】

ん。 そーじゃなきゃ"お守り"が完成しなくて色々と大変になってた









.

「霧戦開演だよーん…と思ったらまだ自宅だった」マ「ちょっとユキ!期待させておいてそれはないんじゃいかい!?」「いやー、駄々っ子が2人もいてさー」マ「それ君じゃないの?」「なっ、なんですとっ!?」マ「だって君、アイス食べたいってうるさいし、戦闘狂だろ」「ちがうもーんっ」マ「まぁいいや。こほん。画面の前の君達!僕の活躍をしっかり見ててよね」「わかったよーマモたん♪」マ「ま、マモたっ…!?試合前に動揺を誘うなんて卑怯だぞっ」→←「ここんところ雪兎がツッコミ役にまわってるよねー」【お前がボケるからだろ】「ワザとだよ、いえい☆」【んなの分かってるが…ツッコミ入れたくなっちまうの!】「それマグロ並みのツッコミ属性ってことじゃね?」【はっ!?マグロと一緒にすんなし!】「まぁ、しょーがないよねぇ。本編で私にツッコミできんのキミしかいないし」【さっさとバミューダでも引っ張って来るか?】「え、なにそれ楽しそう♪」

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