第191話 家族会議 ページ9
ぷはぁ〜、美味しかった！
食後の一服に緑茶をすする中、家族会議を始めるよ！
『こほん。今日は二つ、お知らせがありまーす！』
「どーせ、またヘンなこと言うに決まってるびょん」
「それがユキさんだから仕方ないよ」
犬とクロームちゃんってばヒドくない？
『まず一つ。真美ちゃんが帰ってきたよ！ わーい！』
「またよろしく、お兄ちゃんたちに雪那！ それからこの時代でははじめまして、クロームお姉ちゃん！」
「うん。よろしく、真美」
女の子が増えて私はとっても嬉しいよ。
クロームちゃんの競争意識も刺激されるだろうし。
『よしよし、それじゃあ最後。今日から
「やっぱヘンなこと言ったびょん！」
「ちょっと待ってください、師匠！ 先ほども言いましたが、この二人がここに居座ることには反対です！」
「そうだよ、お母さん！ ミドゥーザは100歩譲っても、白蘭はダメだって！」
黙って視線だけ向けてくる千種とクロームちゃんは…
「(やっぱりめんどいことになった。まぁ、ユキさんは一度言い出したら聞かないから仕方ない)」
「(……未来の白蘭とは雰囲気が違うみたいだし…)」
反対ではなさそうだ。
【やれやれ、って空気だな】
「……ユキちゃん、僕は別に…」
『はーい、だまらっしゃい！ 白蘭もね！』
「むごっ」
「クハッ」
「んむっ」
「むっ」
幻術で×印のついたマスクをお口を開けている子たちに貼り付ける。
『異論・反論は受けつけませーん。拒否権もありませーん。ってことで、これは決定事項だから』
「ふごごご！」
なんて？
幻術を解いてやる。
「お、横暴すぎます！」
「家族会議の意味なくない！？」
「納得いかねーびょん！」
「あー、もうっ！ 骸お兄ちゃんと犬お兄ちゃん、雪那も頭かたすぎだよ！」
「なっ、真美まで何を言うんですか！？」
真美ちゃんったらプリプリ怒ってても可愛いんだから。
お叱りを受ける三人を見て、白蘭が笑う。
「アハハッ！ これから楽しくなりそうだね、ミドゥーザ♪」
「ユキ様がいるし、白蘭もいるんだから楽しくなるに決まってるヨ」
『そうそう。腐れマフィアの目が四六時中ある監視下にいるよりも、こうして騒がしくて面白可笑しくて、楽しい庶民生活が味わえるこっちの方が何億倍もいいでしょ？』
「……ありがとう、ユキちゃん」
『さぁね？ なんのことかさーっぱりわからないな』
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霽月(プロフ) - 緋雨さん» ありがとうございます!! お陰様でなんとか完結させることができました。いつもコメントありがとうございます。たまに番外編ものぞいてやってくださいね。これからも精進します!! (2019年8月30日 21時) (
レス) id: a6fc521fe8 (このIDを非表示/違反報告)
緋雨 - ハル姉 完結おめでとうございます！！ ユキちゃんとスクアーロの結婚式 読んでてとても面白かったです！！ 今までとても素敵なこの作品を書いてくれてありがとうございます！ お疲れ様でした！ (2019年8月30日 20時) (レス) id: abe5765737 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霽月 | 作成日時：2019年6月17日 23時
