第213話 色気ムンムン ページ31
か、変わりないとか言ったのは誰だぁ！？
『ふふ。私の時代とは顔つきが違うね、まだ子どもっぽい』
「なっ！ さ、触んな！」
「ははっ、くすぐってぇっすよ！」
獄寺や山本の頭をぐしゃぐしゃと撫でる、その横顔は今よりもっと美しくなっている。
いや、それだけじゃねぇ……！
「ユ……ユキ様……！？ な、なんか超色気ムンムンなんだけど！？」
それだぁ！！ なんだあの色気！？
「ちょっとスクちゃんったら、顔が真っ赤よ。色気のあるユキちゃんにそんな風になっちゃうのもわからないではないけど…」
「だっせぇの」
「黙れぇ、ベルっ！！」
仕方ねぇだろぉ！？
『んー？ 嬉しいこと言ってくれるね、ミドゥーザ。お礼にハグしてあげよう』
「ちょっ、まっ……ふぎゃっ！」
『あははっ、楽しいね！ よし、次は綱吉くんだ』
「オレぇ！？ うっ、わ…………」
あ、沢田がユキの豊満な胸に埋まって動かなくなった…………カッ捌く！！！！
『おいで、おチビさん』
「し、師匠……僕は遠慮し」
『遠慮すんな』
「ぶふっ……クフフ…」
「骸さん、幸せそうな顔で気絶してるびょん…」
ユキに一言文句を言ってやろうと足早に近づいていくと、流し目を向けられた。
それにぎくりと体の動きが停止して、ユキしか視界に入らなくなる。
「！？」
『ああ、スクアーロ……その姿は懐かしいね』
オレの好きなアイスブルーの瞳がゆっくりと細まり、幸せそうな笑顔が正面から心臓を射貫いてくる。
『過去でも未来でも、貴方のことを愛してるよ。これからも三浦ユキをよろしくね、スクアーロっ！』
オレも愛してるし、死ぬまでユキを愛するぜぇ！！
と口にする前にオレの視界から10年後のユキはいなくなった。
ボフンッ！！
◇◇◇
おっ、現在に戻ったみたいだね。
『あれ？ ミドゥーザに綱吉くん、それにおチビさんまで……なんで倒れてるの？』
「10年後のユキさんがやらかしてった」
やらかした？
千種の言っていることがよくわからなくて首を傾げる。
ふと、視界に銀色が入り込んで視線を向ける。
『！？ す、スクアーロどうしたの！？ 顔が真っ赤だし、鼻血が……！』
「い゛っ！？ いや、これは……ユキが……！」
どーいうことなんだ？
リボーンくんとベルくんはニヤニヤしてるし、犬とクロームちゃんはおチビさんをドン引きの眼差しで見ているし…。
「あははっ！ は、腹いてぇーっ！」
「ぶふっ、ユキねーさん最高ですー」
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霽月(プロフ) - 緋雨さん» ありがとうございます!! お陰様でなんとか完結させることができました。いつもコメントありがとうございます。たまに番外編ものぞいてやってくださいね。これからも精進します!! (2019年8月30日 21時) (
レス) id: a6fc521fe8 (このIDを非表示/違反報告)
緋雨 - ハル姉 完結おめでとうございます！！ ユキちゃんとスクアーロの結婚式 読んでてとても面白かったです！！ 今までとても素敵なこの作品を書いてくれてありがとうございます！ お疲れ様でした！ (2019年8月30日 20時) (レス) id: abe5765737 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霽月 | 作成日時：2019年6月17日 23時
