第182話 ポイする幻 ページ47
「未来で雪のおしゃぶり・ボンゴレリング・マーレリングは凍りついた後に砕け散った。つまり、それは三浦ユキとミドゥーザが雪の者でなくなったということであり……雪のボンゴレリングが存在しないため、雪の守護者とはみなさないマフィアが出てくる可能性がある」
弟子の六道骸らが過去にエストラーネオファミリーに受けた仕打ちのせいか、彼女はマフィアにいい印象を抱いていない……一般人なら当然のことだろうが。
そこにきてマフィアの方からおまえは雪の守護者とは言えないなどと言われてみろ、彼女は嬉々としてボンゴレから離れるに違いない。
「9代目の守護者であれば引きとめようもあっただろうが、彼女は10代目の雪の守護者だ……ツナはきっと、無理に縛り付けたりはしない」
「だろうな、沢田はそういう男のようだからな」
しかし、これは参った。
家光は天井を仰ぐ。
「聞いたところによると、彼女は本来の力の3分の1しか使えなかったそうじゃないか……アレでかよ」
リング争奪戦で見聞きした彼女の実力は、あの時点でXANXUSと張り合えるレベルだと家光は感じていたが……アレで全力の3分の1だって？ 一体、どんな化け物だ。
「霧の守護者である六道骸およびクローム髑髏の師匠であり、雲の守護者である雲雀恭弥の遊び相手。VARIAの連中とは気軽に話すし、スクアーロは恋人らしい」
「未来の記憶によれば、あのXANXUSが三浦ユキに対してはどこか優しい態度だったぜ」
「まじかよ…」
「ああ、そうだ。今はアリアがボスを務めるジッリョネロとは、割と昔から親交があったとも見たな」
家光は悟った。
彼女と敵対すると色々なところが敵に回る。
より具体的に言えば、VARIAが三度目のクーデターを起こしそうな気がしてならない。
「例えボンゴレに喧嘩を売ったとしても、どうにでもできる自信があったから白蘭を連れ去ったんだろうな。あの復讐者にも喧嘩を売っていると言っていたくらいだしな」
「……彼女の庇護下にいる人間には間違っても手を出さないよう、9代目にお願いしといた方がいいと思うか？」
「ああ。言っておいて悪いことはないだろ」
彼女が雪の守護者を返上したとして…
「あッ」
「どうした、家光」
「彼女と一緒に六道骸およびクローム髑髏、雲雀恭弥がリングをポイする幻を見たんだが」
「…………バジル！ 修行の時間だ！」
「えっ、今ですか？」
「行くぞ！」
「ちょッ、待てラル！！ 一緒に考えてくれよッ！！」
「オレは知らん」
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霽月(プロフ) - 緋雨さん» うぅっ、温かいお言葉をありがとうございます! 最後まで面白おかしく、ハチャメチャなユキちゃんをお送りしますね♪ (2019年6月13日 23時) (
レス) id: 125a99d5bb (このIDを非表示/違反報告)
緋雨 - もしPart13になっても応援してます!! いつも面白い話を書いてくれてありがとうございます♪ (2019年6月13日 21時) (レス) id: abe5765737 (このIDを非表示/違反報告)
霽月(プロフ) - part12で収まるかな……ダメそうな、気が、する。うわぁああ、ここまでついて来てくれた皆様ありがとうございます!!! 先に謝っておきますね!!! ごめんなさーい!!!! (2019年6月13日 18時) (レス) id: 125a99d5bb (このIDを非表示/違反報告)
霽月(プロフ) - 緋雨さん» ありがとうございます!! そのお言葉が何よりも活力になります、頑張りますね! 本編は私の力不足で未来編にて終了しますが、代理戦争編などちょこちょこ番外編で取り上げるのでお時間ありましたらお付き合いくださいね。 (2019年5月25日 22時) (レス) id: 2fcd0a6579 (このIDを非表示/違反報告)
緋雨 - ハル姉シリーズ面白いです！ 未来編で終わるのが少し寂しいです(｡>__<｡) 更新楽しみにしてます！！ ハル姉大好きです！ (2019年5月25日 22時) (レス) id: abe5765737 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霽月 | 作成日時：2019年5月25日 21時
