第51話 戦場へ ページ6
スクアーロたちは観覧席へ、私たちは基地ユニットへ。
『例の装置は問題なく作動できそう？』
「ああ、問題ない。」
『よし。武くん、これを渡しておくね。』
それは雨の匣。中には雪兎の愛刀赫灼が入っている。
【いつか壊しそうなユキより山本武に預ける方が100倍安心だな】
壊してやろうか？
【やめてェ！？】
「何に使うんだ？」
『その時になればわかるよ。今は時間がないから、次に隼人くん。』
「んだよ。」
『無駄に炎を消費しろとは言わないけど、敵が視界に入る前から匣は開けておいた方が間違いなくいい。何故ってキミの匣は連続して開匣することで真価を発揮できるものだからだよ。』
「！」
いやぁ、3分って短いね。
「あの、ユキさん……お、オレは」
《3分経ちました》
『うん、がんばれ。』
「ええーー！？ それだけ！？」
《チョイスバトル、スタート！！》
「んじゃ、気合入れるっつーことで円陣組もうぜ！」
「んなっ！」
「う、うん！」
『やろう！』
「ボンゴレファイッ！！ おおっ！！」
「ところで作戦だが……僕とスパナはここで敵の位置を把握して指示を出すので、君達には攻守にわかれてほしい。戦闘スタイルから獄寺君はディフェンス、綱吉君と山本君はオフェンスがいいと思う。」
「おい入江！ 10代目をさしおいて勝手に指示すんじゃねー！」
「で、でも、それでいいんじゃないかな…」
「……じゅっ、10代目がそうおっしゃるなら…」
忠犬ってこれだから面倒くせーな。
【獄寺隼人なりに沢田綱吉を思ってるからこそなんだろうけどな】
「ユキさんはミルフィオーレとネヴェリータの"雪の者"を……お願いします。」
「やっぱり、無茶じゃ……！」
『綱吉くん、大丈夫、何も心配することないよ。助っ人もいるしね。』
「助っ人……？」
「ユキさんが大丈夫ってんだから大丈夫だって！ 行こうぜ、ツナ！」
「10代目！」
ふう、やっと行ったか。
「いいかい、みんな。この地形は遮蔽物が多いだけに敵の位置と動きをいかに早くつかむか、そこが勝敗を分ける！」
……思いついちゃった♪
【絶対ロクなもんじゃねェだろ】
「沢田機、山本機、獄寺機、進路クリア……発進！！」
炎反応、金属反応がないためレーダーに感知されないバイクに乗ってマグロたちは戦場へと足を踏み入れた。
『じゃ、私も行ってくる。歩いてれば向こうから寄ってくるだろ。』
「……相手は未知数だ、気をつけろ。」
なんとかなるっしょ！
【軽いわァ！！】
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霽月(プロフ) - ゆきなさん» コメントありがとうございます。さ、最初から…もはや最初の頃のは書き直したいレベルでお恥ずかしい限りです。最後まで面白いものを書けるよう、頑張ります！ (2019年3月11日 19時) (
レス) id: b6246d6e58 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - こんな遅くにすみません！２日かけて最初からユニちゃんと未来で再会！って感じの所まで読みました！面白かったです！これからも無理せずに頑張ってください！ (2019年3月7日 1時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霽月 | 作成日時：2018年4月17日 22時
