第74話 惚れた ページ29
「図に乗んなよ白蘭。てめーが誰でどんな状況だろうと、アルコバレーノのボスに手を出すんならオレが黙っちゃいねーぞ」
ヒュ〜♪ かっこいいじゃんリボーンくん。
「ぐっ……結構な挨拶だな、三浦ユキ…！」
『キミ誰だっけ？ それに、そんな髪型の奴いたか？』
「なッ！？」
「ちょ、オネーサンってば！ そいつはパンファだヨ！ 髪はオネーサンがやったんじゃん…」
知ってる。パン野郎をからかってみたかっただけだ。
【おまえ、マジでドSだな。ザンバラ髪にされた挙句に戦った相手に顔を覚えられもしていないと考えてパンファが傷ついちまうよ】
だから？
「やっ、10年前のミドゥーザクン」
「アンタ誰〜？」
ニコニコしなが腹の探り合いとか……こいつら似てる。
「僕はミルフィオーレファミリーのボス、白蘭だよ♪ 10年前の君に交代しちゃったのはビックリしたけど、戦闘力も文句なしに抜群で気に入っちゃった！ どうやらユキチャンと知り合いみたいだけど……ミドゥーザクンは僕のオトモダチだし、そもそもミルフィオーレの雪の守護者だからこっちに戻っておいで」
両手を広げて歓迎する仕草をするマシマロ野郎にミドゥーザもニッコリ。
「それは10年前の僕であって、今の僕には関係ないヨ。でもなぁ、ど〜しよっかな〜…？」
「(えーー！！ ユキさんと共闘した人が勧誘されてるーー！？ あっ、でも元々白蘭の側の人だから戻るのかな……いやでも、迷ってるし……これ以上あっちに強い人いないでほしいよーー！！)」
こらマグロ。キミはもっとポーカーフェイスを身につけなさい。
読心術が使えても使えなくてもバッチリ読めちゃうぜ。
さて、それじゃあ私も勧誘するかぁ。
『じゃ、ミルフィオーレでもボンゴレでもなく、私と共に来い』
腕を組み、仁王立ちしたままの姿でそう声をかける。
宙に視線を泳がせていたミドゥーザと、バチリと音がしそうなほど目が合う。
『ついでにキミの雪の者としての呪いを解いてしまおう……
滅茶苦茶ガン見されてる……ミドゥーザは嫌いじゃないけど、氷の目にされてもな…
「…………惚れた」
「はあ゛あッ！！？！ だとぉお！！？」
ちょっとスクアーロの声が大きすぎて何て言ったのか聞こえなかった。なんだって？
「オネーサンに惚れた！！！！ 僕、オネーサン……いや、ユキ様と行くヨ！！！」
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霽月(プロフ) - ゆきなさん» コメントありがとうございます。さ、最初から…もはや最初の頃のは書き直したいレベルでお恥ずかしい限りです。最後まで面白いものを書けるよう、頑張ります！ (2019年3月11日 19時) (
レス) id: b6246d6e58 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - こんな遅くにすみません！２日かけて最初からユニちゃんと未来で再会！って感じの所まで読みました！面白かったです！これからも無理せずに頑張ってください！ (2019年3月7日 1時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霽月 | 作成日時：2018年4月17日 22時
