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そうして今に至るわけだけど、ゾムくんは私が話す間もふわふわと頭を撫で続けていた。
それが無性にくすぐったくて、話終わると私はわざとらしく、あっ！なんて大きな声をあげてソファを立つ。
急に大きな声を出し立ちあがる私に驚き固まるゾムくん。でも私の動きを目で追うことはやめない。
私はそそくさと寝室に行き紙袋を手にリビングに戻る。
「…これ、遅くなっちゃったけどクリスマスプレゼント」
気恥ずかしさは抜けないまま紙袋をゾムくんに手渡すとキョトンとしていた彼の表情はぱぁっと明るくなる。
「ええの？…え、開けてええ？」
私が頷くと早速紙袋から包みを取り出しリボンを解く。
中に入っていた緑を基調としたチェックのマフラーを手にして何やら声を上げるゾムくん。
「最近まじで寒いからマフラー買おうか思っとったんよ！ありがと〜！」
早速マフラーを首に巻いて顔を埋めるゾムくん。
その笑顔に心臓鷲掴みにされる私はチョロい。こんないい笑顔を見せてくれるなら毎日だってプレゼントをあげたくなってしまう。
堪らず彼に抱きつけば笑いながら腕を回してくれる。
「どしたん急に」
「何となく…」
「はぁ…先輩付き合い出した途端可愛くなるんやめてぇや」
それはこっちのセリフだよ。元々甘いけど糖度増しすぎですよ。
「…さっきな、トントンさんに釘刺されてん」
「え？」
「A泣かせたら殺 す言われてな。あれはまじやわ」
ガチトーンでその言葉を言うトントンが容易に想像できて苦笑いする私の頬を撫でてから唇にキスが落とされる。
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有馬(プロフ) - 椋｡-ﾘｮｳ-さん» 最後まで読んでいただきありがとうございます！番外編、気長にお待ちいただけると幸いです(^^) (2020年1月9日 9時) (
レス) id: adf3e71480 (このIDを非表示/違反報告)
椋｡-ﾘｮｳ-(プロフ) - ものすごくキュンとして楽しかったです。ゾムさんサイドでもなんでも、また出たら観にきますね！ありがとうございました(*^^*) (2020年1月8日 2時) (レス) id: 3a81e6a90e (このIDを非表示/違反報告)
有馬(プロフ) - 椋｡-ﾘｮｳ-さん» 明けましておめでとうございます。どうしても入れたくて元から考えていた所に組み込ませていただきました！ (2020年1月3日 19時) (レス) id: adf3e71480 (このIDを非表示/違反報告)
椋｡-ﾘｮｳ-(プロフ) - 新年早々の更新、とても嬉しいです。しかもあのマフラーのくだりが入っているとは…！これからも応援しております。 (2020年1月3日 17時) (レス) id: 3a81e6a90e (このIDを非表示/違反報告)
有馬(プロフ) - 椋｡-ﾘｮｳ-さん» いつもありがとうございます。まだ続きますので暖かく見守ってくださると嬉しいです！ (2019年12月27日 8時) (レス) id: adf3e71480 (このIDを非表示/違反報告)
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