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「はー!楽しかった!」
水族館を一通り周ると、Aはすっかり満足そうにしていた。
kn「気晴らしになったみたいで良かったわ」
「せっかくの休みなのに、付き合ってくれてありがとうね」
kn「俺もAと一緒に遊びに行けて良かったわ」
Aと一緒に出掛ける日が来るなんて夢にも思わんかったからな。
10年前の俺が少しでも報われた気がする。
「時間もそろそろ頃合いだし、帰ろっか。コネシマくん、明日も仕事でしょ?」
kn「なぁ、A」
「ん?どうしたの、コネシマくん」
kn「親御さんには、もう会いに行ったんか?」
「…会いに行ったんだけど、誰も視えなかったんだ。コネシマくんみたいに霊感が無かったみたいで」
kn「そうやったんか…。言いにくい事、聞いて悪かったな」
「ううん、気にしないで。私が初めに説明しておけば良かったね」
Aは眉を下げながら笑う。
「それに、私はコネシマくんに気付いて貰えただけで充分嬉しかったよ」
Aが成仏出来ない理由は一体何なんやろうか。
ふと、今更やけど俺は疑問に思ってしまった。
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