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「…カリム」
ジャミルは主人であるカリムの背中を見て頭を抱えていた。
「なんだジャミル？」
「…はぁ、いつになったら決まるんだ？」
ここはナイトレイブンカレッジの購買部Mr.Sのミステリーショップだ。
カリムは半年前に約束した土産を考えていた。
「父ちゃんたちにはもう買ってあるんだよ…あとはAだけなんだ。」
うーんと腕を組んで考えていると店長であるサムがカリムの様子を見て声を掛けた。
「小鬼ちゃんーなにかお探しかい？」
「サムさん…あぁ、そうなんだ。年頃の女の子にプレゼントしたいんだがなにかいいものあるか？」
サムはカリムから年頃の女の子と言われると少し考えるもあぁと理解した顔をした。
「小鬼ちゃんのガールフレンドかい？」
といえば、サムは小指を立ててニコニコしていた。
「がーる…ふれんど…？」
当の本人はなんだそりゃと思いながら首を傾げていた。
「はぁ…話がややこしく。…サムさんカリムは❝俺の妹❞に土産を買いたいんです。えぇ、ほんと親族のように仲良くしている、❝俺の妹❞に！！」
ジャミルは話がややこしくなると思い、自分の思いもほんの僅か乗せながらサムに話した。
「ジャミル…なんで俺の妹が強調されてるんだ？」
「気のせいだ。」
そう、ほんと僅かな気持ちが入っている。
カリムがAへの気持ちに気付いてしまったのだと分かったのは最近だ。
傍から見れば、カリムとAが両想いなのは分かる…。だが、カリムが恋愛に関してちょっと…いや結構…だいぶ鈍いのである。
なぜ俺が気付いたのかと言うと夏のホリデーが始まる１ヶ月前からだ。カリムのソワソワしだしたのは。。。
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絵 - 最高すぎです！ (2021年11月21日 8時) (
レス) @page28 id: a4d316c6c5 (このIDを非表示/違反報告)
蝶華(プロフ) - 桜奈さん» コメントありがとうございます。ジャミルは絶対に妹の幸せより先に自分の自由を考えるかなと思ってこうなりました（笑） (2021年9月6日 23時) (レス) id: f76049d4a6 (このIDを非表示/違反報告)
桜奈(プロフ) - 最後の妹がカリムと結婚したらカリムから離れられなくなるって‥そっちかい！って突っ込んでしまいました笑 (2021年9月4日 22時) (レス) id: d4cad16a17 (このIDを非表示/違反報告)
蝶華(プロフ) - maさん» わーお返事遅くなってごめんなさい。嬉しいです、ありがとうございます。頑張って続き書きますね！！ (2021年6月28日 15時) (レス) id: f76049d4a6 (このIDを非表示/違反報告)
ma(プロフ) - ほんとに好きです (2021年6月8日 14時) (レス) id: ac97d1e26e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶華 | 作成日時：2021年4月27日 21時
