15 ページ16
｢Aー！！｣
『カリム様っ』
遠くから腕をブンブン降って笑顔で走ってくるカリムが瞳に写った。
｢お前の舞すごかったぜ！！あの舞難しいのに1人で練習したのか？なぁなぁ俺にも教えてくれよ！！ ｣
瞳を輝かせてまるで子供みたいにはしゃぐ無邪気な姿を見てAはクスッと笑った。
『…はい、今度ホリデーで帰られた時にお教えしますよ。』
｢本当か！！ホリデーが待ち遠しいなっ｣
｢カリム、Aは舞を踊って疲れてるだろうから舞の感想は後にして先に来てくださった皆様に挨拶してきなさい。｣
｢…それもそうだよな。わりぃな、A飯でも食って休んでくれよな｣
『はい、お気遣いありがとうございます。』
走り去って行くカリムを眺めているとカリムがこちらを振り向き口を開けて何かを言っていたので首を傾げた。
生憎、宴の真っ最中。
舞が終わったとはいえ音楽が止まることは無く、人の賑わう声で聞き取るのは困難だった。
｢ ｣
『…やっぱり聴き取れないな』
なんて言ったのか気になるもののカリムはまた背を向けて挨拶へと足を運んで行った。
『まぁ、いいか。…それでは当主様私は1度失礼します。』
｢あぁ。君も宴を楽しみなさい。｣
そう言われるとAはお辞儀をして1度自分の部屋へと戻った。
｢……なるほどね。｣
当主が不敵な笑みを浮かべている事など誰も知る余地はなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 176人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
絵 - 最高すぎです！ (2021年11月21日 8時) (
レス) @page28 id: a4d316c6c5 (このIDを非表示/違反報告)
蝶華(プロフ) - 桜奈さん» コメントありがとうございます。ジャミルは絶対に妹の幸せより先に自分の自由を考えるかなと思ってこうなりました（笑） (2021年9月6日 23時) (レス) id: f76049d4a6 (このIDを非表示/違反報告)
桜奈(プロフ) - 最後の妹がカリムと結婚したらカリムから離れられなくなるって‥そっちかい！って突っ込んでしまいました笑 (2021年9月4日 22時) (レス) id: d4cad16a17 (このIDを非表示/違反報告)
蝶華(プロフ) - maさん» わーお返事遅くなってごめんなさい。嬉しいです、ありがとうございます。頑張って続き書きますね！！ (2021年6月28日 15時) (レス) id: f76049d4a6 (このIDを非表示/違反報告)
ma(プロフ) - ほんとに好きです (2021年6月8日 14時) (レス) id: ac97d1e26e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蝶華 | 作成日時：2021年4月27日 21時
