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『完成…』
我ながらメイクが上手くいったんじゃないかと思い鏡をじっと見る。
｢A入るわよ。｣
ドアをノックする音の後に母さんの声が聞こえると振り向いた。
｢あらっあらあらあら｣
母さんはまじまじとAの顔を見つめてにっこりと笑っていた。
『なっ何？どこかおかしい？』
母さんの反応を見るとどこかおかしいのかと思いもう一度鏡をまじまじと見返した。
｢違うわよ〜とても素敵だと思ったの｣
『…本当？ぁ…でも、私母さんみたいに可愛くないし…』
｢Aは可愛いわよ。だって、私の自慢の娘だもの。｣
『…そう？』
母さんに褒められると少し照れ臭くはにかむとAの目線に合わせて母さんは笑った。
｢たしかに、目付きは父さん譲りかもね。でも、貴女は誰よりも素敵よ。胸を張りなさい｣
『…うん、ありがとう。』
母さんは凄いなぁ。
別に父さん譲りの顔を嫌だなんて言ったこと1度もないのに…分かっちゃうんだ。
『あっそれで何か用だったの？』
｢そうそう！はい、これ。｣
忘れてたなんて言うと母さんは胸ポケットから小さいケースを取り出すとAに渡した
『何、これ？』
｢私が父さんと出会った頃に付けていたピアス。もう付けないからあげるわ｣
箱を開けるとそこには母さんが若い頃にしていた花を模様したゴールドに光るピアスだった。
『いいの！？』
｢えぇ。貴女小さい頃にこのピアスが欲しいって言ってたじゃない？｣
『それは…そうだけど。大切なものでしょ？』
これは父さんと母さんの大切な思い出の物だ。そんなものを簡単に貰っていいのだろうかと思うと母さんはくすっと笑った。
｢大切なものだから貴女にあげるのよ。それにA貴女が持っている方がそのピアスも喜ぶわ。｣
ふふっと微笑む母さんを見てそれならと呟くとピアスを着けた。
｢似合ってるわよ。あっそれとそのピアスなんだけど…｣
『……？』
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絵 - 最高すぎです！ (2021年11月21日 8時) (
レス) @page28 id: a4d316c6c5 (このIDを非表示/違反報告)
蝶華(プロフ) - 桜奈さん» コメントありがとうございます。ジャミルは絶対に妹の幸せより先に自分の自由を考えるかなと思ってこうなりました（笑） (2021年9月6日 23時) (レス) id: f76049d4a6 (このIDを非表示/違反報告)
桜奈(プロフ) - 最後の妹がカリムと結婚したらカリムから離れられなくなるって‥そっちかい！って突っ込んでしまいました笑 (2021年9月4日 22時) (レス) id: d4cad16a17 (このIDを非表示/違反報告)
蝶華(プロフ) - maさん» わーお返事遅くなってごめんなさい。嬉しいです、ありがとうございます。頑張って続き書きますね！！ (2021年6月28日 15時) (レス) id: f76049d4a6 (このIDを非表示/違反報告)
ma(プロフ) - ほんとに好きです (2021年6月8日 14時) (レス) id: ac97d1e26e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶華 | 作成日時：2021年4月27日 21時
