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『皆さん、ちゃんと休憩は取ってくださいねー』
ブルーロック“最終合宿”初日。
選手たちはいつも以上に気合いが入っているようだ。
「あっA！」
トレーニングに励む皆を観察していると座り込んでタブレットを見ている千切くんに呼び止められた。
側には潔くんと蜂楽くんも。
『最終合宿はどう？って言ってもまだ始まったばっかりだけど』
「ハァ…ハァ…ダイジョーブ！」
『潔くん無理して話さないで息整えてね』
息を切らす潔くんの隣で千切くんと蜂楽くんはわたしがまとめたU-20日本代表選手のデータを確認していた。
画面に表示されているのはオリヴァ・愛空選手だ。
『あっ彼すごいよね』
「この愛空って奴は既にイタリア1部リーグからオファーのある19歳大型DF。コイツを中心とした堅守速攻がこのチームのスタイルらしい」
「へぇー」
「なるほど。守備のチームってことだね」
「ぶっ壊しゃいいんでしょ？」
警戒するわたしたちに向かって蜂楽くんはへらりと言う。
「サラッと言うけど、日本で1番強いとされる20歳以下のエリートサッカーチームだぞ？」
『今じゃ“ダイヤモンド世代”って呼ばれてるぐらい注目されてるんだよ？』
「俺たちが挑むには簡単な相手じゃないってコトだ」
「だから、ぶっ壊しゃいいんでしょ？」
「蜂楽、お前さっきからそれしか言ってなくね？」
「だって、ぶっ壊しゃいいんでしょ？」
「話聞けってー」
「ぷはっ」
『ふふ、すごい。怖いもの知らずだね、蜂楽くん』
「Aちゃんまで笑ってー」
少し前までは同級生らと学校に通い、部活やクラブチームに所属していた自分たちが日本代表選手と試合をするなんて普通なら平常でいられないと思う。
ましてや今回は自分たちの将来がかかっているのだ。
だけど彼らは冗談を言い合い、笑っている。
みんな、怖いよりわくわくしてる気持ちの方が強いのだ。
『ちなみに愛空選手は元FW選手。閃堂選手も国内1部リーグでレギュラーFWとして活躍してる選手だし、今回はそれに加えて冴と士道くんもいる…。一筋縄じゃいかないと思うけど、心配の必要はなさそうだね』
「あったりまえじゃん！俺たちにはAちゃんがいるんだしね♪」
『え？』
「こんな頼もしいマネージャーがいるのに不安になる要素とかねぇだろ」
「俺たちはAが思っている以上に、Aのこと信頼してるから」
パチパチと瞬きをする。
3人の笑顔はとても眩しかった。
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もふ - 最初からここまで夢中になるくらい引き込まれてました！最高です....！！続きが気になります....！最近ハマり初めて一気に好きになりました！最新話楽しみにしております！ (4月25日 22時) (
レス) @page19 id: 8a745f9241 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - アサリさん» コメントありがとうございます(^^)最新話も早速読んでいただけて嬉しいです。落ちは実はまだ未定なのです…。初恋は糸師冴と冴メインのお話が続いていますが、わたしもまだ迷っているところなので楽しみにお待ちいただけると嬉しいです！ (5月27日 0時) (レス) id: 5e3b7e37d3 (このIDを非表示/違反報告)
アサリ - 新しく出たのも最高です。続きを楽しみにしています。 (5月25日 19時) (レス) id: af09d471c0 (このIDを非表示/違反報告)
アサリ - もう一つ質問ですけど、この小説の主人公の初恋の相手は誰ですか？無理に答えなくてもいいですよ。 (5月25日 17時) (レス) id: af09d471c0 (このIDを非表示/違反報告)
アサリ - この小説は最高です。続きを楽しみにしています。あと、質問ですけど、この小説の主人公の落ちは誰ですか？無理に答えなくてもいいですよ (5月25日 5時) (レス) id: af09d471c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2023年5月4日 14時
