親友_ジミン視点 ページ6
僕の生活が今までよりも更に輝いた気がした。
Aがソユンに話すと言ったから、僕もちゃんと皆にだけは話しとこうと思った。
勿論周りには内緒にしてもらう。
正直怖かった。
ジョングクがAのことを好きなのはもう察していた。
そして…テヒョンなんてあからさまだ。
他にもAはなんとなくジニヒョン、ユンギヒョンにも好かれている気がした。
特にジニヒョンは何かあるみたいに見えていた。
でもあえて深くまで僕は探ろうとは思わない。
とにかくAを傷つけ、嫌われるのが怖いんだ。
結局…自分が傷つくのが怖いんだ。
だけどいつも通り体育館倉庫に集まった時話したら意外にも皆普通だった。
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ジョングク「っ…そっか…お前の方が男だったんだなぁ…。」
ジョングクは悲しそうに笑った。
流石に胸が苦しくなる。
ジン「ジミンがねぇ…まぁ、いいんじゃない?僕もどうせ卒業だし、お幸せに。」
ユンギ「泣かせんなよ。どっかの誰かと違ってな。」
ジン「まさかロッカー事件まだ引きずってんの?!」
ユンギ「冗談だわ。」
ジニヒョンとユンギヒョンはいつも通りだ。
ホソク「おめでと〜Aとジミンなら優しい人間同士だから長続きしそうだね!」
ナムジュン「だな。幸せにしてやれよ。」
クサズも相変わらずだった。
僕は1番怖かった対象に目を向けた。
テヒョン「…良かったね、ジミン。」
え?
僕は思わず息を飲んだ。
でも一瞬にして緊張はほぐれた。
テヒョン「俺、ジミンなら好きな人とられてもいい。」
テヒョンの必死な笑顔、必死な明るい声。
残酷だ。
僕は散々嫉妬した。
テヒョンにもAにも。
なのに、テヒョンはこんなにも僕を1度も疑わず憎まず嫌わず、ただ信じてくれている。
自分がとことんに嫌になる。
なのに、なのに、Aから離れたくない。
ジミン「…テヒョン、ありがとう。」
僕も必死な微笑みを返した。
テヒョン「うん…。」
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改めて僕は親友の美しさを知った。
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作者名:たんぐん | 作成日時:2019年10月14日 11時