カタコトリコ2 (ページ20)

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責任ページ20

いつからこんなに上手くいかなくなったんだろう。

昼休みぼーっと窓の外を眺めながら考える。

ただの転校だと思ってた。

どうせまた直ぐに別の場所に行くから大した思い出も作らなくていいと思ってた。

でも違った。

思い出を作るどころか自分に足りていなかった記憶も全て思い出し、人生が1周回転したようなそんな感じ。

上手くいかなくなったんじゃない。

私はひたすら不運なんだ。

そしてひたすら不器用なんだ。

そんなのずっとわかってたはずなのに、そんな自分が憎くてしょうがない。

ジョングクとのあの日以来、ジョングクもあまり授業に来なくなった。

ジミンも最近は用事があるからともう帰らなくなっていた。

ソユンに聞いても分からないみたいだし、こういう時に頼れるオッパやユンギ先輩はもう居ない。

だとしたら今私が頼れるのは…。

ホソク先輩かナムジュン先輩。

私は足をドアの方へ向けた。

A「…怖い……。」

ぼそっと呟く。

何が怖いだ。

自分がまた新しい真実を知って傷つくのが怖い。

そんなの甘えだよ。

今わかるのは明らかに7人の絆が崩壊しようとしてるってこと。

私のせいで。

なら、責任をとらなきゃ。

自分が傷つくことなんて恐れちゃダメだ。

私は走り出した。