夏休み ページ18
夏休みが始まった。
私は数学の宿題を机に広げ、ペンを進めていた。
すると
_カトｯｸ(カトクの通知音)
誰だろう。
画面には“ジョングク”の文字。
ジョングク？交換してたっけ？
メッセージを開いてみる。
ジョングク/Aー、テヒョンからカトク貰った。
なんかあいつなかなかくれないから遅くなったけどよろしくー
との事だった。
A/分かった。
私がそう返すと直ぐに1が消えた。
ジョングク/今何してんのー？
宿題だけど…。
A/宿題。
またすぐに返信がくる。
ジョングク/へー、お前って頭いいの？
もう何…
打ってると進まないんだけど。
私は電話をかけた。
ジョングク「え、え？何？」
A「宿題やってると打つの大変だから。」
私がそういうとジョングクはため息をついた。
ジョングク「別に無理に今返さなくても後で返せばいいじゃん。」
A「だって急に返さなくなったら駄目かなって。」
私かもし返さなくなったらそうじゃないのにジョングクを面倒くさがってるみたいになりそうで嫌だった。
ジョングク「お前が真面目ちゃんなのは十分承知してるよ。…発音も前より上手くなってるし。」
え？
今褒めてくれたの？
ジョングクは素直じゃないけど優しいみたい。
A「ふふ、ありがとう。」
ジョングク「別に…」
すぐ別に。
A「宿題やらないの？」
ジョングク「逆によく初日からやる気になるよね。あ、てかお前今日の花火大会誰と行くの？」
花火大会って…？
あー、なんかお父さんが言ってたっけ。
A「行く予定がない。」
ジョングク「ふーん。テヒョンは？」
テヒョン君？
何故？
A「約束してないけど…。」
ジョングク「ジミンと行くって言うのは本当だったんだ…じゃぁ…えっと…俺と行かない？」
…えっと…
予定は無いけど…ジョングクと二人っていうのはなんか不思議な感じ。
でも韓国のは初めてだしちょっと行ってみたい。
A「いいよ。」
ジョングク「まじで！？やった！！あっ…ｳｯｳﾝ…えっとさ、17:00ソウル駅来てよ。」
17:00にソウル駅…
A「分かった。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 157人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：たんぐん | 作成日時：2019年8月26日 22時
