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興味_ソジュン視点 ページ17

少し気になることがあった。

俺の机には入学式の時のクラスの集合写真が飾ってある。

以前イ・Aの父親が転校前、教室へ訪れた時その写真をじっと見つめていた。

あまりにも長いこと見ていたものだから

俺は尋ねた。

_________________________

ソジュン「何か…気になりますか?」

父親はハッとすると、焦った様に誤魔化し笑いをしていた。

そしてある生徒のことを指で指した。

__この子の名前は?

ソジュン「え?…そいつは…キム・テヒョンです。」

俺がそう答えると父親は呆然とした。

そしてそっと写真を置くと帰って行った。

_______________________

何故だ?

知っていたのか…いや、そうだよな。

にしてもどうしてあそこまで驚いていたのか。

しかも不自然だった。

写真を置く時少し悲しげに微笑んでいたのはどうしてだ?

きっと何かある…。

もしかして、テヒョンの過去になにか…。

…あぁ、

あの"事故"かもしれない。

その時俺しかいない夜の職員室に同期のミンホが入ってきた。

ミンホ「なんだ。まだ居たのか。」

ミンホは俺の隣のデスクで、溜息をつきながら座った。

ソジュン「お前こそ。帰ったんじゃなかったのか?」

ミンホ「え?あぁ…ちょっと飲み物を買いに。」

そう言えばこいつ…

ソジュン「なぁ。お前過去の新聞とか調べるの得意だよな?」

ミンホ「え?まぁ…」

ソジュン「ならちょっと調べて来んね?」

俺はペンを取り雑にその辺の用紙に書いた。

_8年前 7歳児 事故 キム・テヒョン

俺はテヒョンが事故にあったことがあるのは知ってるが、内容は深くは聞かなかった。

ただ単に興味がその時はなかった。

だが今は別だ。

キム・テヒョン…お前は何があった?

ミンホ「おい、キム・テヒョンって…テヒョンだよな? 事故ってどういうことだ?」

こいつは何も知らないらしい。

説明するのもめんどくさいし、こいつの方が頭がいいのは確かだ。

先に真相を解き明かされても腹が立つしな。

ソジュン「いや別に。ただ気になっただけ。」

ミンホ「テヒョンが言ってたのか?」

ソジュン「まぁ。」


ミンホはしばらく紙を見つめた後、パソコンに向かった。

流石、分かってくれる。

これで…少しはテヒョンを落ち着かせられたらいいんだけどな。

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設定タグ:BTS , テヒョン , 花郎俳優   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:たんぐん | 作成日時:2019年8月26日 22時

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