戸惑い_ソジュン視点 ページ36
ど、どうすりゃいいんだよ。
ちょっと怒鳴ったからかな…
ソジュン「大きな声出して…悪かった。」
A「違う…怖くて…っ、その…助けてくれて、ありがとうございます。」
涙をなんとかふき取り顔を上げお礼を言ってくる。
泣くのを我慢してるのか手をぎゅっと握りしめていた。
ソジュン「やっぱ最初からついて行ってやれやよかったな…担任失格だ。」
俺がそう言うとAが首をブンブンと振った。
A「いいんです!本当に…あのくらい自分でなんとかしなきゃ…韓国で暮らしてくんだから。」
はぁ…あんなん別に韓国人の女でも有り得ることだろ。
そう言おうと思ったけどそんなことないってまた自分を責め出しそうで…こいつのいい所は悪い所を治そうとするところだけど、逆にそのせいで追い詰められることがある気がする。
ソジュン「一緒に選ぶか。」
A「え?」
ソジュン「…ジョングクの誕生日プレゼント。確かに明日だろ?」
テヒョンが話していた。
テヒョンの話は馬鹿みたいに聞いてしまう。
俺は案外世話好きなのかもな。
A「本当にいいんですか?」
ソジュン「いいよ。また泣かせることになっても困るしな。」
俺はまた頭を撫でた。
今度はしっかり意識的にだ。
A「えへへ…ありがとうございます。」
_ドキッ。
本当に嬉しそうな顔で笑うA。
何だこの感じ…いや待てよ俺。
流石に生徒相手に何変な感情を抱いてんだ!?
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作者名:たんぐん | 作成日時:2019年8月26日 22時