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103時間目sideアンク ページ5

やっと夜がやってきた。
あの変な実験のせいで僕の人生は…




「さぁ、隠れんぼ再開だね」




昨日会ったあの女…
確かAとか言っていたけど…




「そんなこと…どうでもいいか」

「みーつけた」




振り返ると昨日の女がこちらに刀を向けていた。




「…僕の邪魔しないで貰える?
カエデの居場所を知っているならさっさと教えてくれないかなぁ?昨日は加減をしてあげたけど…今日こそ本当に殺すよ?」




女は二本の刀を取り出した。




「昨日感じただろ?僕とキミの差を…
それに僕は妹に会うだけだよ?警察なら案内してくれるんじゃないかなぁ?」

「お前みたいな危ないヤツに会わせるとでも?」




触手で最速の攻撃を仕掛けた。




「!?」

「はっ…やっぱり触手か…
アンク!お前、白になにかされたんだろ?」

「…白…し、ろ……」

「…?」



ぐるっと視界が回る…












「キミの細胞は素晴らしい…!
僕が望むソレと同じ作り、遺伝子をしている」

「…」

「死滅した最強最悪の天人、夜兎と並ぶ種族《昼孤》(ヒルコ)があんな戦地に居るとはな」




カエデは…?




「キミの細胞が欲しいだけだ」




カエデ…カエデはどこ?





「にぃちゃ!たすけて!」

「カエデ…」

「にぃちゃ…!」





男が、カエデの首を掴んでる…
カエデ…今、助けるから…





「コイツを殺されたくなけりゃ…わかるだろ?」

「わか、った…だから…カエデを……」





なんのことか知らないが、俺とカエデは勘違いされてる…俺は天人じゃない…戦地に捨てられた…ただの人間だ…





「このガキを処理しろ。殺しても構わない」

「…や、め…ろ…」

「嫌だっ!にぃちゃ!にぃちゃ!!」

「カエデ…!」




…なんで僕は…




「カエデッ…!」




妹1人助けられないんだ…

僕が無力だから?
…ごめん、カエデ…ごめん…




僕なんかの妹のせいで…











「死ねばいい…」

「…」

「人間なんて…皆んな死ねばいいんだよ」

「私はそれを止めるだけだけどね」






触手を溶かすその刀…邪魔だな…

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ふりゃーごん - 眠り姫さん» ありがとうございます!訂正完了しました!助かります!! (2016年7月12日 23時) (レス) id: 4a6b3d4264 (このIDを非表示/違反報告)
ふりゃーごん - 輝夜さん» すいません、最近忙しくて更新遅れて申し訳ないです!そう言って貰えるととても嬉しいです!ありがとうございます! (2016年7月12日 23時) (レス) id: 4a6b3d4264 (このIDを非表示/違反報告)
眠り姫(プロフ) - 138時間目です! (2016年7月9日 9時) (レス) id: 8c9c0400e6 (このIDを非表示/違反報告)
輝夜 - 更新頑張って下さい! 無理はしないでください (2016年7月8日 17時) (レス) id: 80945802d5 (このIDを非表示/違反報告)
ふりゃーごん - 眠り姫さん» まじですか!?何時間目でしょうか!?更新頑張ります!!注意ありがとうございます!! (2016年7月8日 0時) (レス) id: 4a6b3d4264 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふりゃーごん | 作者ホームページ:http://puchiamatheater  
作成日時:2016年5月29日 12時

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