十四松的恋愛論 ページ3
上の十四松視点
――――
俺とAちゃんが知り合ったのは入学式だった
俺はよく不良に絡まれてその時も俺は怪我をしていた
「あの、大丈夫ですか?」
「へっ?」
いままで女の子に話しかけられた事なんてほとんど無かった
だから、なんて言われたのか一瞬わからなかった
「頬、怪我してますよ」
「あははは!俺ちょー元気!大丈夫だよ!」
「そうですか、でも痛いでしょ?」
「あ、う、う〜ん、痛い……のかな」
こんなの普通になりすぎて痛いとか気にしないようにしてた
だから彼女の問に困惑してしまう、気まずい沈黙を打ち破ったのは彼女の友人の声だった
「A!行くよ」
「あ、ごめんなさい友達が呼んでるので……
保健室ならあっちですから」
そう言って去っていった彼女の後ろ姿をじっと見つめた
その日は彼女の事が頭から離れなかった
クラスで彼女の姿を見た時飛び付きそうになった
でも彼女がじっと一人の男を見ていてどうしても体が動かなかった
休み時間も、授業中も彼女は彼を見ていた
そしてある日ぱったりとやみ別の人に移った
そんな事が数回続いた
その頃から俺は彼女が俺をじっと見つめるのを待ち続けた
そしてその日が来た
見られてるのがわかるその度にそらわそわしてしまう
ひゃーと叫びそうになるのをがまんした
他の人はどうしてこんなに彼女に見られて平気なのかな
そして授業中目があった
授業が早く終わるのを願いながら休み時間になって話し掛けた
彼女はあの日の事を忘れているみたいだった
逃げられたその日ふと思った
俺の次は誰が彼女の視線を独り占めするのかと
それは許せなかった、だから追いかけ回して奇行をして
少しでも、彼女に飽きられないようにしたかった
野球の練習が終わり校門を出ると彼女とにーさんたちとトド松がいた
「私、十四松くんの事が好きなんです!!」
聞こえた言葉にバットを落とす頭の中は真っ白だ
次にAちゃんと目があった時
俺は彼女を抱き締めてちゅーしていた
「じゅ、し、 まつくん!!苦し、い」
「あ、ごめんね!俺ね、Aちゃんのことスゲー好きなの」
そう言って手を精一杯伸ばして笑う
「これくらい―!
ねっ、俺達恋人?」
「あ、うん…ソウダネ」
「わぁぁぁぁい!ねぇ、ちゅー!ちゅーしよ」
「え、ちょっ、」
何か言う前に口を塞ぐ
離れると真っ赤な顔の彼女がいた
別に今彼女が俺の事好きじゃなくて良い
これは俺にとってすごく大きなチャンスなんだから
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金魚鉢 - 薊さん» ほんとですか!すごく嬉しいです(*´ω`*)このコメント読んで嬉しくて泣きそうです!これからも頑張ります(^-^ゞコメントありがとうございました! (2015年12月13日 20時) (レス) id: cd046bede1 (このIDを非表示/違反報告)
薊 - おそ松兄さんの回、泣いちゃいました大好きですこれホントにもう(( (2015年12月13日 15時) (レス) id: ebdae3f0fe (このIDを非表示/違反報告)
金魚鉢 - 黒華さん» 少し遅れてしまって申し訳ないです( ;∀;)少しでも楽しんでいただけたなら良かったです!お気に入り登録ありがとうございます<(_ _*)> (2015年12月7日 21時) (レス) id: cd046bede1 (このIDを非表示/違反報告)
黒華(プロフ) - ありがとうございました!お気に入り登録しておきます! (2015年12月7日 20時) (レス) id: 2e7d2796e1 (このIDを非表示/違反報告)
金魚鉢 - 黒華さん» リクエストありがとうございます!!頑張ります(^-^ゞ (2015年12月5日 23時) (レス) id: cd046bede1 (このIDを非表示/違反報告)
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