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それはまさしく恋だった(十四松) ページ20

毎日、野球の練習に行くと会える女の子がいる
その子は日陰のベンチに腰かけてにこにことこっちを見てる

その笑顔を見ると俺は嬉しくて必死に練習する


今日は野球を休んで彼女に話しかける事にした


「あ、あのあのあの!
いっつも来てるよね!」

「うん、君もいつも来てるよね
今日は野球しないの?」

「あー今日は君と話したくて!!休んじゃったー!
あははっ!」

「ありがとう、私もね話して見たかったの
私はA」

「うひゃーーー!!ほんとっすか!?ほんとっすか!
俺、松野十四松!」

「うん、すごくはやく走れるから羨ましくて」


私は体がちょっとと苦笑いした彼女
そんな顔見たくなくて精一杯言葉で伝えようとする

「走ってるとね!ええっとスッゲー速くて
あーごめんね……俺まともに人としゃべれないから」

「ううん、そんなことないよ
優しいね十四松くん」

「そうだ!ほらっ背中に乗って」

ベンチの前に屈んで背中を向ける
Aちゃんをおぶって走れば少しでも伝わると思ったから
背中に暖かいぬくもりを感じて落とさないようにしっかり支える

「行くよー!!」

「わっ!速いね!」

肩に置かれた手に力が少しかかって
その手の小ささに胸が鳴った


それから少し走ってからAちゃんをおろした


「ありがとう、十四松くん
疲れたでしょ?ジュース買ってくるね」

買ってきてくれたジュースを一緒に飲みながら
たわいもない話をする

でもその話ひとつひとつがすごく幸せだった

「あ、もうそろそろ戻らないと」

「送っていくよ!」

「大丈夫!ほら十四松くんも遅いから速く帰らないと」

「そっかーまた会える?」

「うん、明日もここに来るよ」

「やったー!!じゃあまた明日!」


つづく

**。**。*゜**→←*アイビーをあげる(一松)



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金魚鉢 - 薊さん» ほんとですか!すごく嬉しいです(*´ω`*)このコメント読んで嬉しくて泣きそうです!これからも頑張ります(^-^ゞコメントありがとうございました! (2015年12月13日 20時) (レス) id: cd046bede1 (このIDを非表示/違反報告)
- おそ松兄さんの回、泣いちゃいました大好きですこれホントにもう(( (2015年12月13日 15時) (レス) id: ebdae3f0fe (このIDを非表示/違反報告)
金魚鉢 - 黒華さん» 少し遅れてしまって申し訳ないです( ;∀;)少しでも楽しんでいただけたなら良かったです!お気に入り登録ありがとうございます<(_ _*)> (2015年12月7日 21時) (レス) id: cd046bede1 (このIDを非表示/違反報告)
黒華(プロフ) - ありがとうございました!お気に入り登録しておきます! (2015年12月7日 20時) (レス) id: 2e7d2796e1 (このIDを非表示/違反報告)
金魚鉢 - 黒華さん» リクエストありがとうございます!!頑張ります(^-^ゞ (2015年12月5日 23時) (レス) id: cd046bede1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:金魚鉢 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2015年11月29日 13時

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