《おそ松さん》お粗末な短編集

狂ったのはいつから？（一松）黒華様リクエスト ページ16

夢主狂ってます


好きな人のすべてが知りたいって思うの普通だとおもわない？


僕の彼女のAがそんな可愛いこと聞くから


「そうかもね」


「だからね、私一松のすべてが知りたい」


「なに、今日は積極的だね」


それまで彼女は抱き締めるだけで顔を赤くするような子だった
そんな彼女の積極的な態度が嬉しくて彼女の部屋に行った



「うん、コレクションでひとつだけ揃わなかったものがもう少しで揃うんだ」

「へぇーなに集めてたの？」


部屋に入ってカーペットの引かれた床に座る
Aが押し入れを開けた瞬間大量の写真が出てきた


映っているのは全部俺だった

「え、なにこれ」


「一松くん、これからここで暮らそうね
大丈夫！養ってあげれるし、働く必要もない
猫が欲しいなら飼えばいい」


「なに、言って……」


そう言って足に枷をはめた

「ずっと一緒だね
一松くんは可愛いから皆に狙われてるんだよ
安全なのは、ここだけだから」


「でも、兄さんは」


「なに言ってるの？一松くんにお兄さんはいないでしょ？
ほら、世界に味方は私だけだよ？」


捕まれた肩に力が入る



「なんで……」


「愛ゆえにだよ、一松くん」




微笑むAを見てふと思った




そういえばAはこんな風に笑う子だったけ？

醜い感情（おそ松）→←＊憎愛（おそ松）澪様リクエスト

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す