《おそ松さん》お粗末な短編集

王様ゲーム（一松） ページ11

私達は現在王様ゲームをやってる
酒の入ったノリで

「俺が王さまだかんねーえ〜と
じゃあ、5番が2番にキスする」

おそ松さんがビールを片手に命令した
自分の持った棒を確認すると５とかかれている
される側じゃないんだ、普通女子一人なんだからキスされると思ってた

する側なんだ…

「だれだよーー！チョロ松か！カラ松か！？」

王様がご乱心です

「私が5番」


空気が凍りついた王様も酔いが醒めたようでからのビール缶を落とした

「誰が2番？」

訪ねると紫のパーカーの彼が手をあげた

「……俺」

「えええ一松！？なしなし！A今の無しで」

「何いってんの、王様の命令は絶対だよ王様」

おそ松さんの否定にガンスルーで一松さんの元へ向かう

「……別にしなくて良いんじゃない、王様もそう言ってるし
それに、こんなごみクズにキスとかするの嫌でしょ」

「嫌じゃないよ、ほらこっち向いてって！
キスしにくいじゃん」

顔をぐいっとこっちに向けて奪うようにキスをする
目を閉じていると柔らかい唇の感覚が鮮明に感じた

目を開けて口を離す時にぺろりと口を舐めると一松さんの肩がビクッと跳ねた


「目ぐらいつぶったら？てか、お酒の味がする」

「な、な」

「顔真っ赤、大丈夫？」

「Aのせいでしょ……こっちみないで」

「ハイハイ、ほら皆も呆けてないで次いくよ」



《王様だーれだ！》



遊びはまだまだ終わらない

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