十四松観察日誌(学パロ) ページ2
私の悪癖は他人の観察
1ヶ月づつ観察したい人を決めその一人を観察する
私は目立たない平凡な顔つき、成績のため今まで気付かれたことは一度もない
むしろあったら困る
で、今月は同じクラスの十四松くんだ
月の半ばにして集まった内容は
家族編成は父、母、それから兄が四人と弟一人
野球が好きで、落ち着きがない
「決定打に欠けるなー」
もっと面白い事があってもいいともう
彼の言動事態面白いが私の面白いとはなんか違う
ノートに集めた事柄にため息をつく
後ろの席からじっと十四松くんを観察する
その時十四松くんと目があった
血の気がさっと引いて急いで目を反らす
不味い、気付かれた……
いや、でも、まだ誤魔化せる
いつもは授業なんて早く終われって思うのに
今は終らなくていい、でも、まぁ休み時間は来るわけですよ
「Aちゃーん!!」
「じゅ、十四松くん……わ、私お手洗い!!」
走って教室から出る手にはしっかりノートを持って
これが見られたら私の社会的地位は地に落ちる
クラスメイトから犯罪者になる!!
時間ギリギリに戻って次の授業を受ける、そんなこんなで私は一週間逃げ切った
彼のせいで人間観察などしている場合ではなくなった
そして恐れていた事態に直面している
校門から出た瞬間五つの同じ顔が私を見つけた
「十四松いじめてるの君?」
髪がボサボサで目付きの悪い、確か一松くんがいう
「いじめてない」
「でも、避けてんだろ?」
「別に……」
たぶんおそ松くんが言った
面倒だ、私に残された究極の2択
悪癖をばらすか……それは無理だ
私は覚悟を決めた
ここに十四松くんはいないこれならいける
「私、十四松くんの事が好きなんです
だから、急に話しかけられるとドキドキしてとっさに逃げちゃうんです
お願いしますこの事は十四松くんに言わないでください」
見てこれ完璧!!
十四松くんに敵意を抱いていない事を示しつつ十四松くんへの口封じまでできるという
私、言い訳の天才!!
全員絶句している、どうだ!!
「えっと……後ろ」
「え、」
チョロ松くんだと思う人が後ろを指した
そこには顔を真っ赤にした十四松くんがいた
「Aちゃ、ん」
私絶句
「うぉおおおおおひゃぁぁあああああ!!!
ほんと!?Aちゃん俺の事好きなんだぁぁ
ちゅー!ちゅーしよ」
奇声を上げ私を締め上げ(抱きしめ)
キスをされる
いろいろ言いたいことはあるのに私の頭の中はただ1つ
何がどうしてこうなった!?
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金魚鉢 - 薊さん» ほんとですか!すごく嬉しいです(*´ω`*)このコメント読んで嬉しくて泣きそうです!これからも頑張ります(^-^ゞコメントありがとうございました! (2015年12月13日 20時) (レス) id: cd046bede1 (このIDを非表示/違反報告)
薊 - おそ松兄さんの回、泣いちゃいました大好きですこれホントにもう(( (2015年12月13日 15時) (レス) id: ebdae3f0fe (このIDを非表示/違反報告)
金魚鉢 - 黒華さん» 少し遅れてしまって申し訳ないです( ;∀;)少しでも楽しんでいただけたなら良かったです!お気に入り登録ありがとうございます<(_ _*)> (2015年12月7日 21時) (レス) id: cd046bede1 (このIDを非表示/違反報告)
黒華(プロフ) - ありがとうございました!お気に入り登録しておきます! (2015年12月7日 20時) (レス) id: 2e7d2796e1 (このIDを非表示/違反報告)
金魚鉢 - 黒華さん» リクエストありがとうございます!!頑張ります(^-^ゞ (2015年12月5日 23時) (レス) id: cd046bede1 (このIDを非表示/違反報告)
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