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ニカ「A、行こ！」
グンッて腕引っ張られてやっと足が動いた
藤「A！！待って！」
背中で太輔の声が聞こえたけど、足は止まらなかった。
高嗣くんに引っ張られてるからじゃない、
振り返らないって私自身で決めたこと。
家に着いて玄関のドア閉めたら、
いきなり力が抜けてって
あ「あ…ダメだ(笑)ははは…」
腰が抜けたみたいに、その場にへたり込んだ。
そしたら、高嗣くんも玄関に座り込んであぐらかいてんの。
覗き込むと涙ためててさ
あ「もう////なんで高嗣くんが泣くの(笑)」
自分の涙より高嗣くんの涙の方がキレイに思えた。
あ「一緒に泣いてくれてありがとう…」
ニカ「…なんでなんだよ。
なんでAが謝ってんの？
なんで一人で背負い込むんだよ。
その癖やめろよ。
反抗したらいいだろ、暴言のひとつでも言えばいいだろ…」
こんなにへこんでる私に説教して
ニカ「ほら、ここ来て。」
立ち上がり手を引っ張っていつもの定位置、ソファに座った。
抱きしめられて頭ポンポンされると、まるで
“ 今までよく頑張ったね ”
って褒めてくれたみたい。
ニカ「ほんっとバカ。
お前、ほんっとめっちゃバカ。」
言葉とは裏腹に心に伝わるのは褒め言葉。
やめてよ…それ今一番ダメなやつ
張り詰めてた糸が切れたように涙が溢れた。
あ「……ヒック！………ウッ………クッ！」
ニカ「よーしよーし」
背中を大きくなでてくれた。
ニカ「よくわかんないけどー、誰もこれ以上頑張れなんて言ってないよ？
俺、なんも力になれること無いから逆にAが力を抜ける存在になりたいなーと思ってるの。
だから俺の前ではいっぱい泣いてもいいんだよ？」
どうしてくれるの……
そんなこと言われたら…止まりかけてた涙がまたあふれるでしょ……
あ「高嗣くん……うぁぁ」
幼稚園以来初めて人に涙を見せた夜だった。
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てん(プロフ) - まいまいさん» まいまいさん、コメントありがとうございます！影ながらだなんて、とんでもない！表へようこそ！（笑）本当に嬉しいです！駄文な上にわけのわからない更新速度な今作品をそう言って頂けるなんて(；д；)優しさで溺れそうです。はい！次の作品はリアル設定ですよ´3`)´3`) (2015年4月28日 14時) (
レス) id: 364928b9af (このIDを非表示/違反報告)
まいまい(プロフ) - 初コメントです。いつも影ながら応援しています。ニカ担の私にとっててんさんの小説はすごくおもしろいです。大好きです。次回作、楽しみにしてます。リアル・キスマイのニカとの恋とか期待してます。お疲れ様でした！ (2015年4月27日 23時) (レス) id: 5be8954c75 (このIDを非表示/違反報告)
てん(プロフ) - ちぃさん» いやもう本当に土下座しか！(；д；)読んでくださるだけで胸熱です！！読んでくださった皆々様にはめぐリズム送りたい！でもちいちゃんにそれよりDVDよね(σ*'3`)σうふふふふ (2015年4月27日 22時) (レス) id: 364928b9af (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - てんちゃん、完結おめでとう☆本当滞ってたと思ってたら、ものすごい勢いでの更新、よむのたいへんだったんだからぁー笑 次回作待ってるよー (2015年4月27日 20時) (レス) id: 7e7c6e5673 (このIDを非表示/違反報告)
てん(プロフ) - 植尾あいさん» うわぁぁあ！なんて女神なんでしょう！政府！何かしらの恩恵をこの女神様に！！(ノω；｀)植尾あいさんからのコメントに何度も何度も救われました！本当にありがとうございます！近々また別の作品でニカちゃん登場します！読んで頂けると幸いです！ (2015年4月27日 19時) (レス) id: 364928b9af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てん | 作成日時：2015年4月24日 12時
