『新しい名と身体』 ページ33
[肋角side]
俺が新しく獄卒を迎える際、決めている事がある。
それは、
＜人間に殺され、人間に激しく強い怨みを抱いている亡者＞
己が激しく怨みを抱いている分、同じ亡者の気持ちが痛いほどわかるだろうと考えた。
本庁の獄卒は生まれた頃から鬼だとか幸せに死んでいった人間だったりだったから、亡者の気持ちが分かっていない。
地獄の中心に立つ獄卒達がそんなんでいいのだろうか。
さて、今回の亡者も激しく怨みを抱いている。
亡者については資料で確認済みであるのですぐに獄卒に迎えようと決断をした。
肋角『獄卒になる際、あるルールがある』
(人間の頃の名前)『はい？』
肋角『人間の名を捨て、新しく名を受ける必要g『よろしくお願いします』……早いな』
(人間の頃の名前)『だって、わたしにこの名前はもう必要ありませんから。
大好きな人がいない今、誰もこの名前では呼んでくれないでしょう』
こいつはそれほど両親からもらった名が大事なんだと即思った。
この名は、自分にとって大事な者にしか呼ばれたくないのだ。
肋角『では、新しく名を授ける。
お前の名は
__________(今の名前)だ』
(人間の頃の名前)もとい(今の名前)はどこからともなく吹いた強い風によって包まれ、風が止む頃には白装束から獄卒服に変わっていた。
新しい家族の一員になった(今の名前)は身体が馴染むまで深い眠りに入り、崩れ落ちるところを災藤が受け止めた。
穏やかな眠り顔だ。
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幸別愛友 - さらだ油さん» コメントありがとうございます！私も刀剣乱舞と獄都事変のお話が描けて嬉しいです！文章能力皆無のお話ですが、これからも読んで下さいm(_ _)m (2019年7月25日 7時) (
レス) id: 978af02bfc (このIDを非表示/違反報告)
さらだ油(プロフ) - まさかのとうらぶと獄都事変のコラボ！！しかも舞台はブラック本丸ですか！！これは非常に（自分にとっても）美味しいコラボですね！更新頑張ってください！！ (2019年7月24日 21時) (レス) id: 2b3f0fbf74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幸別愛友 | 作成日時：2019年6月20日 23時
