３５話《一松side》 ページ35
「そろそろ1人でトイレくらい行けるようになったら？」
トド「怖いもんは怖いんですぅー」
「ったく…」
早く寝たいんだけど…
トド「…うわっ！」
「っ！？ど、どうしたんだよ」
トド「あれ、お、お風呂場、電気点いてる…！」
「こんな時間に…一体誰？もしかしてオバケとか？」
トド「バカ言わないでよ！」
「オバケとか居る訳無いじゃん…」
そう言って風呂場へ足を進める
トド松はおれのパジャマの裾を掴みながら後ろをついてくる
女子かよ
すると脱衣所に人影が現れた
トド「ヒッ！！」
？「んへ？…その声…トド松…？」
トド「え……ん？…A、兄さん…？」
A「うん」
トド「A兄さん……なんだぁ、兄さんかぁ〜。よかったよかった。安心したね、一松兄さん」
A「一松も、居るの？」
バレた。このまま去ってやろうと思ったのに
「……居るよ…」
おれは、A兄さんが苦手だ
いつもヘラヘラ笑って、苦しくてもそれに蓋していつもおれたち兄弟の事を考えてくれてる
その上、誰も頼りにしてくれない
この人は、本当におれたちを兄弟と思ってくれているのか
そこが、分からない
A「…一松？」
「っ！…な、なに…？」
A「なんか、ボーッとしてた。危ない。ほら、トド松の事、トイレに連れていくんでしょ」
「あ、うん…」
A「寝ちゃわないように、手、繋ご。トド松も」
トド「うん。ありがとう、A兄さん」
A「うん。一松も、はい」
「え、あ………え…？」
トド「どうしたの一松兄さん？」
「そ、の…いや、何でもない…」
３人で、そのまま歩き出した
ぼくの手を握った兄さんの手は
風呂上りとは思えないほど冷たく、細かった
ーーーーーーー
27200hitありがとうございますm(_ _)m
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響来(プロフ) - りおさん» パスワードはこちらの作品を完結させてから解除して、こちらの続きとして公開させていただく予定です。お楽しみに待っていてください。よろしくお願いします<(_ _*)> (2016年7月21日 19時) (
レス) id: 926eb13778 (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - パスワードってなんですか？面白いからみたいんです！ (2016年7月21日 19時) (レス) id: 073395f985 (このIDを非表示/違反報告)
喰瀧猫Mix@ウチのあだ名知っとる？フンフンやで(プロフ) - お父さん=面白い人(笑) (2016年7月10日 13時) (レス) id: b9670ee869 (このIDを非表示/違反報告)
優善(プロフ) - 響来さん» いえいえドブがツボですw (2016年6月23日 22時) (レス) id: 976855f4fd (このIDを非表示/違反報告)
響来(プロフ) - 優善さん» 応援ありがとうございます。期待に応えられるよう頑張っていきます！コメントありがとうございました<(_ _*)> (2016年6月23日 21時) (レス) id: 926eb13778 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：響来 | 作成日時：2016年6月10日 0時
