まふまふの女版

女版。6 ページ7

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少し落ち着いて、まぁ、はい。



そらるさん曰く、まふまふさんは元々私のファンらしい。


それで今日来てくださったのだとか。



……いやいや、全然納得できませんけど。


だって、あの天下のまふまふさんだよ？


そんなお方が私のファンってなに？！




「ファンって、まじですか。」


「まじです、ファンです。」




控え室の椅子に3人で円になって座る。


ちなみにそらるさんはゲームしてます。



というか、こんな真っ正面からファンって言われると恥ずかしい。


まふまふさんも、先程から視線は下を向いたままだ。




「そうなんですか…。すごくびっくりしました。でも嬉しいです、ありがとうございます。」




もちろん驚き以上に、嬉しい気持ちの方が強い。


だから自然と顔も笑顔になった。



同じ歌い手の方に言われるのは初めてだからか、慣れないのもあるけど。




「僕の方こそ、今日はありがとうございました！

あのっ、も、もしよろしければ、今度歌ってみたコラボとか、あの、していただけませんか…。」




途切れ途切れで、最後は声も小さく聞き辛かったけれど、しっかりと聞こえた。


えっえっ




「むしろ私なんかといいんですか？！」




すごい、恐れ多いっていうか。


だってまふまふさんだもん(n回目)




「それは僕のセリフですっ！！ずっと、コラボしてみたいなって思ってて…。えへへっ」




そんな私に食い気味に言うまふまふさんは、多分今日一の大声を出してたと思う。


えへへってなにそれ可愛い。


しかも照れて頬に手を添えるってやばい。


女の私より可愛いじゃんどうしよう。




「嬉しいです！私でよければ是非！」




これさらっとすごいこと起きてない？


久しぶりのコラボでまふまふさんとできるなんて。


早くリスナーさんにも報告したい。




「じゃあまた連絡しますね！今週中に曲決めましょう！MIXは僕がするので！」




控え室に来た時とは打って変わって、パッと明るくなった表情と、元気そうな声を出すまふまふさん。


相変わらずそらるさんは興味なさげにしているけど、少しだけ口角が上がったのが見えた。





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