まふまふの女版

女版。2 ページ3

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「ふぅ〜。」




生放送を終え、ツイートし、仲の良い同業者さんに是非きてくださいと宣伝をし終えて、やっと一息つけた。


…ワンマン、久しぶりだ。


まだ構成も決まってないし、不安定だけど、リスナーさんが喜んでくれてよかった。


パソコンはもう閉じたから、今度は携帯の電源を入れる。


みんなの反応でも見ようかな〜、と。




〈 まってました！

〈 ワンマンんんんん！！

〈 地方勢だけど今回は行けそう！




リスナーさんから嬉しいリプがいっぱい届いている。


こういう時に、自分の居場所を改めて感じるのだ。


そのまま下へスクロールしていくと、少し気になるリプがあった。




〈 まふくんとコラボしてほしい！！




まふくん、とは、歌い手のまふまふさんのことだろう。


噂では、私は彼の女版的位置にいるらしい。


まぁ歌い手、作曲家、絵師、MIX師とかいろいろやってたらそうなるか。


ちなみに私が立ち上げたブランドもあるよ。


女版、って恐れ多いよなぁ…。




「んー…。」




それに、申し訳ないがこのリスナーさんの希望には答えられない。


だって接点ないし。


なんならツイッターも相互じゃない。


仲が悪いとかじゃなく、本当に関わることがないせいか、ライブでも一度も合わなかった。


彼の相方のそらるさんには、よく会うのになぁ。




…試しにフォローでもしてみようか。


いやいや、やめとこう。


迷惑になるだろうし、まふまふさんのリスナーの方にも変に思われちゃうだろうから。




ブーッ




「うわっ？！」




少し意識が違うところに行っていたからか、ちょっとの振動音にも驚いてしまった。


なんだ、そらるさんからか。




〈 そらる：東京最終日行かせてもらうね




携帯の上に表示されたメッセージには、そう書かれていた。


やったー！


同業者目線の感想も聞きたいから、こうやって来てくださるのはとても嬉しい。




了解です！と返信し、携帯の電源を落とすと、また通知がきた。


ま、いっか、後で返そう。


多分そらるさんからのスタンプとかだろうし。



それより早くお風呂入って寝よ。(ごめんねそらるさん)








〈 そらる：まふまふも一緒にいい？





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