女版。46 ページ47
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ということで、夕ご飯作り中。
まふくんは何やら熱心にスマホを見ている。
話しかけないほうがいいかな?
って思って、さっきまで何も言わなかったんだけど、もう出来上がりそうだからなぁ。
「まふくーん、お皿、お箸とガスコンロ持って行ってくれない?」
「あっ、了解!」
結局頼むことにした。
今日はお鍋だ。
本当は味噌鍋にするつもりだったんだけど、まふくんの要望で辛鍋に変更。
ちょうど辛鍋の素もあったし。
「お鍋持っていきまーす!」
「はーい!」
そうっと持って行って、テーブルの真ん中に置かれているガスコンロの上に置く。
蓋を開けると、お鍋のいい匂いがした。
「うわ〜!美味しそう!辛鍋久しぶり!」
嬉しそうなまふくんは、お箸を持って準備万端だ。
「じゃあ、手を合わせて!」
パンッ
「「いただきます!」」
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「はぁ〜、美味しかった!ありがとう、Aちゃん!」
「いえいえ、お口にあって良かったよ。」
あれからぺろっと食べてしまったまふくん。
こんな細い体に、どうやったらあれだけ入るんだろう…。
お茶を飲んで、一息ついた時だった。
「あ、あのさ、クリスマスどっかいかない…?」
まふくんの少し震えている声に、少し赤くなった頬。
今日からだけど、お付き合いしてるんだから、もうちょっと堂々としてくれてもいいのに。
なんて、そういうとこも好きだったりする。
「うん!行きたい!」
そういうと、さっきまでの雰囲気は吹っ飛んで、嬉々とした表情になった。
あのねあのね、って、いく場所の写真を見せてくれるまふくん。
なるほど、さっき見てたのはこれか。
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藍色の風 - コメント欄失礼します!女版。10(ページ11)のところ、誤字ってますよ!妄想感傷代償ではなく、妄想感傷代償連盟ですよ! (2019年1月11日 23時) (レス) id: 46fd2a813a (このIDを非表示/違反報告)
轟厨 - 誤字ってますよ! (2018年7月30日 2時) (レス) id: 6e2e45da36 (このIDを非表示/違反報告)
をんぬ(プロフ) - いちご飴さん» 初めまして!コメントありがとうございます!そうなんですか!歌い手さん、憧れますよね〜!ありがとうございます、更新頑張ります! (2017年12月17日 2時) (レス) id: 813ed47718 (このIDを非表示/違反報告)
いちご飴(プロフ) - ふおおお!!めっちゃ面白いです!!私歌い手さん(特にまふまふさん)が大好きで…。私歌い手をしようと考えてて、この小説読んでたらニヤけが止まらなくて…!!更新頑張ってくださいね! (2017年12月17日 0時) (レス) id: e995f3fc57 (このIDを非表示/違反報告)
をんぬ(プロフ) - 現実逃避者=RENさん» はじめまして! めっちゃ褒め倒しじゃないですか…嬉しいです照れますw 更新速度結構気にしてたので、そう言ってもらえて嬉しいです!ありがとうございます!頑張ります! (2017年12月10日 15時) (レス) id: 813ed47718 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:をんぬ | 作成日時:2017年12月9日 16時