番外編:ハロウィン5 ページ9
手を繋ぎながら歩き慣れた通学路を進む。繋いでいるのに佐久間くんはあっち行ったりこっち行ったりフラフラするから、私も必然と振り回される。
「ちょ、ちゃんと歩いてよ」
「にゃははー」
「ねぇ、佐久間くん。お願いがあるんだけど」
「およ？なんでやんしょ」
「次の土日に、ハロウィンのお菓子の買い出しに行くんだけど、着いてきてくれないかな？けっこう量買うから、手伝って欲しくて」
「おお！お手伝い！するー！！」
「ふふ。ありがとう」
佐「で？なんでお前らまで着いてくんの」
深「いやぁ、男手は多い方がいいっしょ」
阿「会長から直々にお願いされちゃったらさ、断れないよね」
照「てことで、佐久間どんまい」
俺とお買い物デートじゃないのーーー！！
絶叫する佐久間くんをよそに、イベント用や業務用でお菓子や簡単な景品を売っているお店へ入る。
ハロウィン用に配布するのであれば個包装のものがいいだろう。
マシュマロ、うまい棒、ばかうけ、アルフォート、キットカットなどなど。
ビスコとかもいいかも。
基本的にそれぞれ1ダース以上は買いたい。
照「うっわなつかし！」
佐「照それ好きよな〜」
照くんの手にあるのは、いわゆる餅飴。フルーツの森である。目元をくしゃっとさせて、嬉しそうにしている。
「み、見かけによらない…」
阿「ああ見えて照、タピオカとかも好きなんだよ」
「意外…」
深「会長！」
「なに？…わぁ！！」
深「へへー。驚いた？」
深澤くんが被っていたのは、ムンクの叫びのように顔がひん曲がったお化けのマスク。白地に顔の部分が真っ黒で、まあまあ気持ち悪い。
佐「バケモノ！会長脅かしてんじゃねーよ！」
どこからか持ってきたボールガムの入った小さな剣で、佐久間くんが深澤くんの頭をぽかぽかやっている。
佐「うりゃ！うりゃ！」
深「おぉい！やめろぉ！誰がバケモノだぁ！」
「申し訳ありません」
「「「「あ、」」」」
「他のお客様のご迷惑になりますので、商品で遊ぶのはおやめください」
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はー(プロフ) - もゆさん» こちらこそありがとうございました！私としても最終的には書きたいなと思っていたので、楽しんでいただけてよかったです。 (2022年10月18日 23時) (
レス) id: 32b48b81ff (このIDを非表示/違反報告)
もゆ(プロフ) - リクエストに応えて頂きありがとうございました。最高でした！ヤンキー君のイメージそのもので、沢山キュンキュンさせてもらいました✨何回も読み返したくなる作品に出会えて幸せです(*^^*)新作楽しみにしています☆ (2022年10月16日 21時) (レス) id: 3bc63a7d97 (このIDを非表示/違反報告)
はー(プロフ) - ふみさん» コメントありがとうございます！繰り返し読んでいただいているということで大変光栄です！引き続きよろしくお願いします。 (2022年10月7日 14時) (レス) id: 32b48b81ff (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - お話の世界観が素敵で大好きです。ヤンキーくんのかわいい所と色気が溢れている所のギャップにドキドキして何度も読んでいます。お忙しいとは思いますが応援しています！ (2022年10月7日 0時) (レス) id: eafe2700f6 (このIDを非表示/違反報告)
はー(プロフ) - skylineさん» コメントわざわざありがとうございます！鋭意作成中です！ (2022年9月27日 18時) (レス) id: 32b48b81ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はー | 作成日時：2022年9月9日 18時
