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20話 ページ22

「ふふふ、主も言うようになったねえ」



『鈴蘭殿の受け売りだよ』




鈴蘭(すずらん)は四華仙の一人で春を背負う審神者である。明るく活発な女性だ。




産屋敷邸を後にした二人は本丸への道を歩いていく。



『それにしても、四華仙全員が刀剣男士と過去に飛んでるとはね……何か重大なことが起こらなければいいけれど。私のこの任務もなかなか厳しいしなぁ、みんなごめんね………』



顔を覆いながらため息を吐く御縁を見て、髭切は大丈夫さ、と頭を撫でてやる。



「主が僕たちを庇って言い返してくれたの嬉しかったよ、ありがとう」




『っうぅ〜〜〜ひげき「でも」……え』



彼はにっこりと笑った。



「僕はまだ許してないからね」




何のことだと御縁は一瞬固まったが、必死に思考を回転させ、



『あ……れ、はその本当にごめんなさい。髭切のことを忘れてしまってたのは本当に申し訳ないと思ってる』


局長と打ち合い、夢中になりすぎて預けたままの状態にしていたことを忘れてしまったことを思い出す。




『髭切、ほらなんでも食べたいの買ってあげるよ』




焦りながらも彼の腕を引っ張り甘味処に連れて行こうとすると、髭切はも〜〜と頬を膨らませる。



『室内戦だったのもあって……ごめんて』



御縁が困ったように眉を下げ謝ると、髭切がそういえばと声を上げた。



「主の局長との打ち合い、見てて面白かったよ」


『えっどうだった?しっかり受け止められてて綺麗に返せてたでしょ?』


「全然だめだったかな」
 

『嘘』


「最後やられてたよね」


『あれは局長が!』


「ありゃ、局長のせいにするの?」


『うっ…』


「鬼の前でも大らかにゆったり過ごせるように特訓しようね」


『……はい』


覚悟しなよ、主?と意地悪な笑みの髭切を見て、短い間ではあるがこれから始まるであろう刀剣男士たちからの熱い稽古を想像した御縁は頭をおさえたのだった。



髭切の口癖の「千年も刀をやっていると、大抵のことはどうでもよくなるんだ」というのはどこにいったのやら。





ーーー三日後、審神者は鬼を知ることになる。

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(プロフ) - 江戸城産くむっぷるさん» わああありがとうございます、絶賛心が折れかかっていたので言葉が染みました…!ぜんぜん鬼滅感なくて申し訳ないです、頑張りますね! (2020年1月19日 22時) (レス) id: 9ff44349a6 (このIDを非表示/違反報告)
江戸城産くむっぷる - (''界''いらなかった…すみませんんんん) (2020年1月19日 17時) (レス) id: 704c3ea7dc (このIDを非表示/違反報告)
江戸城産くむっぷる - 我こそは世界で最も心やさs((  ああああー!!とうらぶと鬼滅のクロスオーバーだああああ!凄く嬉しいです!更新頑張って下さい!!応援してます! (2020年1月19日 16時) (レス) id: 704c3ea7dc (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士Aさん» 続けて失礼します、ご指摘をくださるだけでなく応援の言葉をもくださってとても嬉しいです、歓喜の舞です!本当にありがとうございます、頭爆発させながら頑張りますね!!!!!! (2020年1月17日 19時) (レス) id: 9ff44349a6 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士Aさん» えっえっえっまって審神者としてあるまじきな間違いしてんじゃん嘘だろ私審神者辞めようかな!!!全国全世界の審神者の皆様に心よりお詫び申し上げます!!!そしてご指摘本当にありがとうございます!!!細かくて全然いいんです!ありがたいですすみませんでした!! (2020年1月17日 19時) (レス) id: 9ff44349a6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年1月13日 4時

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