▽10男 クラッカーの場合3 ページ32
クラッカー兄さんの言葉はお知らせに来たチェス兵さんによって遮られてしまった
何だか大切なところを聴き逃してしまった気がする…
上陸準備の時も簡単な作戦しか話してないし
…なんだろう、モヤモヤする
喉の奥に魚の骨が引っかかった時みたいな、そんな気持ち。
そんな心持ちのまま、兄さんに続いて島へ上陸する
島へ降りると島民達が揃って迎えてくれた
｢ビックマム海賊団 スイート３将星 シャーロット・クラッカー様、末妹 シャーロット・A様。ようこそおいでくださいました｣
そう言って恭しく頭を下げたのはこの島民たちの長であろう 老婆だった
｢シャーロット・クラッカーだ｣
｢シャーロット・Aです｣
一応 名乗って一礼する
｢手短に済まそう。まずはそちらの要求を確認しようか｣
｢要求、という程ではございませんが…立ち話もなんでございます。お茶を用意してありますので、どうぞこちらへ｣
老婆が背を向け、歩いていく
私たちもその後ろを着いて行った。
なんかなぁ…話し方腹立つなぁ
案内されたのは大きな建物、老婆の家らしい
兄さんは鎧を脱いで中に入る
広間に通され、早速本題へ
｢まず確認だ、お前達が納品すべきお菓子は特産品のコーヒー豆で作られたコーヒーゼリー800個 及び挽いたコーヒー豆5�繊�50セット。それらを今までの半分の納品にしたいと？｣
｢いやはや、ビックマム海賊団にはお世話になっておりますがねぇ…こうも大量に納品するとなると、他の島に売る分のコーヒーが無くなってしまいますでのぉ｣
あぁ、もちろん と老婆が続ける
｢無条件でとは言いませぬ。代わりにこの島の女達を半分までは献上致しましょう。どの女も器量良しの働き者ですじゃ。嫁でも召使いにでも役に立ちますでしょう｣
老婆が指を鳴らすと扉が開いて女達がぞろぞろと入ってきた
…みなさん着てるワンピース胸元開きすぎ！
スリット入りすぎ！！そんで胸大きすぎ！！！
女達は擦り寄るように兄さんの元へ
｢どうですかな？クラッカー殿。お気に召した娘がおりましたら、今夜 寝室にお連れしますぞ？｣
プチッと頭の中で音がした
｢あんたねぇ！｢もういい。｣
聞き飽きた、と兄さんが言った時には既に遅い。
近くにいた女の首にプレッツェルが当てられていた
｢この程度の女達で俺が靡くとでも思ったか？生憎だがこちとら心に決めた女がいる。ナメるのもいい加減にしろよ｣
兄さんの一睨みに恐怖したのか、女達は一目散に部屋を出ていった
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葉崎もあ(プロフ) - せいなさん» わぁぁぁ嬉しいですありがとうございます！！ 続きもこの後出していくので、お付き合いいただけますと嬉しいです(●´▽`●) (2019年11月4日 20時) (
レス) id: 67ff0abe74 (このIDを非表示/違反報告)
せいな(プロフ) - 更新応援しています！もう素晴らしすぎて興奮状態です！続き待ってます！ (2019年11月4日 15時) (レス) id: 02fe39b432 (このIDを非表示/違反報告)
葉崎もあ(プロフ) - 十七夜さん» ありがとうございます！ご期待に添えるよう、更新がんばります(*´∀｀*)今後ともよろしくお願いします！ (2018年10月28日 1時) (レス) id: ec0e1cdd14 (このIDを非表示/違反報告)
十七夜(プロフ) - この展開は他の作品になかった！！すっげー期待してます！これからも頑張って！！ (2018年10月27日 23時) (レス) id: 71ca1b1b4e (このIDを非表示/違反報告)
葉崎もあ(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます！コメントいただけると励みになります！！これからも楽しんでいただけるように頑張りますね(＊´ｖ｀) (2018年10月27日 23時) (レス) id: ec0e1cdd14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉崎もあ | 作成日時：2018年10月16日 22時
