愛され家政婦の日常〜アノトキ編〜 (ページ25)

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25マシホ(98,99) ページ25

かなりのにぶちんのAには、俺の気持ちをちゃんと伝えた方がええみたいや。
それでもう少し意識してもらえたら、答えまで辿り着いてくれるんやないかな？

ms『さっき、ジョンウに何したん？』

聞くと足ツボ押したって…簡単に足に触れるんや…俺ならどう？
なあ、それ…俺にもしてみて？
言うたら無理やって、ジョンウは弟やから足にも触れるしツボも押せる。でも俺はジョンウとは違うって。弟やないって事やな♪
それって…もう答えなんちゃう？それでも気が付かへんのよこの子。
そう言うたら今日の俺は意地悪やって。
気付いてないんやなくて、分からん振りしてるんかもな…。逃げずに考えてほしかったけどな。

焦ったらあかん。Aのペースで行かなあかん…でも言わせてや。

ms『ほんなら……もう、意地悪せえへんから…考えて。
ちゃんと…答え…
考えるの…途中でやめないで。』

そう言うたら黙ってしもうて…図星やったん？やっぱり途中で考えるのやめたんかな…。

分かった？って言ったら「ネー」ってwww
Aは照れると韓国語で返事をする。
その姿はやっぱり可愛くて…目の前にある綺麗な首筋にキスを落とす。
今までは何やか分からんくらいに影だけ残してきたけど、今日はしっかり音を立てて…にぶちんなAでも分かるようにはっきりとキスだって分かるようにキスをした。
逃げ出そうと身体を捩るAの手を取って…そのまま俺の気持ちを言葉にする。

ms『逃げたらあかんよ…A

……………好きやに…』

どのくらいそうしてたやろ。お互い動かず…俺はただひたすら俺の存在を残すために抱き締めていた。
Aの身体から伝わる熱で、「あぁ…俺の気持ちちゃんと伝わってる」って確認できた。
少ししたらまたAが身体を捩る。

逃げたらあかんてw
でもAは自分の心臓止まっちゃうって…。可愛い…めっちゃ可愛いくてたまらず首元や耳にそっと唇を寄せる。
こんなことしてるけど俺マジで忍耐強いと思うねん。だから急かすつもりはないし、Aの中で答えが見つかるまで待ってるつもり…。

『だから…俺の感情無視しやんで？
考えるのやめるのだけはせんといて…な？』
そう伝えたら少し考えてから『うん』て控えめに返事をした。
もしな…他のメンバーが本気で好きって言うて来たら…しっかり受けて立つから。そん時はAも逃げんでじっくり自分の気持ちと向き合ってな？
それで…俺を選んでくれたらこんなに嬉しいことはないんやから…な？