67話 ページ8
貴女side
貴『ﾊｯﾊｯ…ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯﾊｧﾊｧ……』
あれから、かなり時間が経ち、既に空は赤く、日が沈もうとしていた。
走り出してから、3体の巨人と遭遇し、体力を極力消費しないように倒した。
それでも、走り続けた。
あと、あとどれぐらい走れば良い…？
貴『ﾊｧﾊｧ…休もう……』
このままでも、体力が尽きて巨人に食べられてしまう。そう思い、数ｍ先にあった小規模の巨大樹の森の木にの登り、木にアンカーを刺して、固定して眠りにつこうとしたが、何故か眠れなかった。
＿＿＿＿翌日＿＿＿＿＿
貴『んｯ…ふぁ、行かなきゃ……』
結局、昨晩は一睡も出来なかった。
その所為で、意識はハッキリとはしないが、ゆっくりと木から降りて走り出した。
･
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貴『つ、着い……た。ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯｳｪ』
そしてようやく、ウォール･ローゼに辿り着いた。
出発した時間から、しばらく経ち、日は空高く上がっていた。
貴『早く登らなきゃ…ｯ!』
巨人が来る前に登ろうとするが、足が限界を迎えたのか倒れてしまった。
すると……
｢ｯ!おーーい!!!人が居るぞぉぉ!!!｣
貴『ｯ!』
壁の上に居た駐屯兵が私に気付き、降りてきてくれた。
｢おい!!大丈夫か!?｣
貴『大丈夫…です。すみません。』
｢……よし。壁の上まで登るから掴まっとけ。｣
そう言われ、力を振り絞って掴まるとすぐに壁を登っていく。
｢おい、あれ調査兵団じゃねぇか。｣
｢帰ってきたのは昨日だぞ!?｣
動揺が含まれる駐屯兵の声。
｢ん？お、おい…!!お前!!｣
貴『？』
すると、突然1人の兵士が驚いた顔で私を見た。
｢お前ｯ…馬無しで此処まで…は…走ってきたのか!??｣
｢ｯ!?｣
貴『あ、はい。』
それからは、駆け付けたピクシス司令に此処までの事を説明すると、調査兵団本部まで送ってもらう事になった。
貴『すみません……』
ﾋﾟｸｼｽ｢気にするでない。リヴァイ達も心配しとった。早く顔を見せてあげなさい。｣
貴｢はい……｣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ピクシスの口調わっかんねー!!!!!!!
これであってる!?
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作者名：月下誠 | 作成日時：2019年8月21日 19時
