7話 ページ8
貴女side
絵美「それでね！先生が絵美の絵上手って褒めてくれたの!!」
貴「そうなの？良かったね〜。お姉ちゃんも、絵美の絵好きだからね。」
絵美「ありがとう!!」
今は、私が絵美と手を繋ぎ、絵美と智が手を繋いで並んで歩いている。
絵美は楽しそうに今日の出来事を話している。
それにしても……向こうに煙が上がってる……家路だから通らなきゃ行けないんだけど……仕方ない、別ルートで行くか。
そう思っていると
智「おねーちゃん。あっち。あっちで、「助けて」って声が聞こえるよ。」
貴「え？」
今まで静かでいた智が、煙が上がってる方を指指しながらそう言った。
智の"個性"の事だ……嘘ではないだろう。
助けて…か＿＿＿
貴「ごめん。お姉ちゃん、彼処に行きたいんだけど……良い？」
絵美･智「うん！」
貴「ありがとう。」
2人を抱き上げて、駆け出す。
何だか……嫌な予感がしたから。
着くと、そこには人混みができていて、周りに居る人の話を聞く限り、敵に襲われてしまった学生が居るとの事。
辺りの建物には火がついている。
「ダメだ！これ解決出来んのは今この場にいねぇぞ!!
誰か有利な"個性"が来るのを待つしかねぇ!!」
「それまで、被害をおさえよう。何！すぐに誰か来るさ！」
「あの子には悪いがもう少し耐えてもらおう！」
は？
何それ。止めてよヒーロー……あなた達の事……嫌いになっちゃいそうだから…………
すると、人混みの中から1人の男の子が駆け出していくのが見えた。
緑のモジャモジャ頭に、あの制服、リュック……出久!!?
まさか!!
バｯ!襲われているという学生を見ると、勝己だった。
「馬鹿ヤロー!!止まれ!!止まれ!!!」
ヒーローは、必死に止まるように言うが、出久は走り続ける。
そして、リュックを投げた。
緑谷「君が、助けを求める顔してた!!」
貴「ｯ!まったく……絵美、智。ここでじっとしててね。」
絵美･智「？」
「無駄死にだ。自○志願かよ!!」
そんな声を無視して＿＿＿人混みを飛び出した。
「おい!!もう1人行ったぞ!!」
「止めとけっての!!!止まれ!!!」
本当に、止まれって思ってるなら止めれば良いのに……何で止めないの？
そんな事を頭の隅で考えながら、地面に手を付き、剣を錬成した。
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茶屋の餅(プロフ) - 星夜覇月さん» 楽しみにしてます!(*´∀`*) (2019年9月12日 22時) (
レス) id: 54cb780a80 (このIDを非表示/違反報告)
星夜覇月(プロフ) - 茶屋の餅さん» あぁぁ、ありがとうございます！！初コメントッ！そんなお言葉を頂いたからには、これからも投稿頑張っていきます！！ (2019年9月12日 20時) (レス) id: eec7854c05 (このIDを非表示/違反報告)
茶屋の餅(プロフ) - 狐という名前があるタイトルに惹かれてきたら面白い内容で、続きが気になります!投稿頑張ってください! (2019年9月12日 19時) (レス) id: 54cb780a80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月下誠 | 作成日時：2019年8月16日 21時
