39話 ページ9
リヴァイside
貴『うぅ…ハァハァ…』
ハンジが退室してから2時間程経ったが、Aの熱は一向に下がらない。
それどころか、上がっているように見える…
体温で温まってしまったタオルを氷水に浸け、額に乗せる。
そして、熱を出し魘されているAを見ながら考える。
熱を出すという事は、体調が元々悪かったのか？
それとも、ストレスか何かか…
ストレスが原因ならば、コイツが俺の対する表情などもそれが理由か…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ハ「それから、もしかしたらAは酷いトラウマを持っているのかもしれない。寝言で言っていたこともトラウマが原因かも…」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ハンジが退室する前に言っていたことを思い出した。
トラウマか…。大切なヤツでも失くしちまったのか？
だとしたら、益々聞き出せねぇな。
大切なヤツを失くす辛さは、俺にも解る。
今までに、守れず死んでいった兵士だけじゃない
ファーラン、イザベル。この2人は、俺が誰よりも大切に思ってたヤツらだ。
俺のクソみたいなプライドの所為で、アイツらを殺しちまった。
エルヴィンには「後悔するな」と言われたが…
リ「ッ！クソッ！」
昔のことを思いだすと、腹が立ってくる。自分に対して…
貴『リヴァ…イ、へーし、ちょう？』
リ「ッ！…悪い、起こしちまったか。」
さっきまで、ぐっすり眠っていたばずのAが俺の名前を呼び、驚いた。
貴『いえ。だいじょうぶです…。それよりも……迷惑を、かけてしまってすみません。』
リ「おい！起き上がるな、まだ熱があるんだ。」
Aは、辺りを見回して自分が看病をされていた事を理解したらしく、起き上がろうとするが上手く力が入らずガクッと布団に倒れこんでしまった。
リ「たくッ、無理するな。」
貴『すみません…』
Aに布団をかけ直し、床に落ちてしまったタオルを拾い、氷水に浸ける。
リ「もう一度熱を計れ。」
Aに体温計を渡し、熱を計るよう言うと
プチプチと服のボタンを外し、俺から体温計を受け取った。
リ「ッ‼」
その仕草に、ドキッとしてしまったのは俺だけの秘密だ。
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星夜覇月(プロフ) - りんかさん» すみません、私学生なんでテスト期間が今月あるんですよ。（遠い目）でも、楽しみにしてもらっている以上は、頑張って更新していきます！ (2019年6月11日 6時) (
レス) id: eec7854c05 (このIDを非表示/違反報告)
りんか - 続きがとても気になります！大変だとは思いますが、これから最新頑張ってください！楽しみにしています(*´∇｀*) (2019年6月11日 2時) (レス) id: eeeeade8b8 (このIDを非表示/違反報告)
星夜覇月(プロフ) - アイスさん» コメントありがとうございます！これからも頑張って更新していくので、楽しみにしててください！ (2019年6月9日 9時) (レス) id: eec7854c05 (このIDを非表示/違反報告)
アイス - 凄いドキドキがたまりません！頑張ってください、！！楽しみにしてます！ (2019年6月9日 1時) (レス) id: 32eaf54f36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月下誠 | 作成日時：2019年6月4日 18時
