37話 ページ7
リヴァイside
あれは、一体何だったんだ…
Aに、とどめを刺す為に腹に蹴りを入れた時に見えたアイツの表情。
それは……今にも泣きそうで、壊れてしまいそうな感じがした。
さっきから、医務室までの道のりがとても長く感じる。
頭の中では、その時のアイツの表情と。その表情に対する疑問でいっぱいだった。
リ「何故、あんな顔をするんだ。(ボソッ」
小さく言ったはずなのに、今は夕食の時間で周りに誰もいないため、やけに大きく聞こえた。
本人に直接聞きたいところだが、地下街での過去など決して良いものではないだろうし。
ましてや、感情を無くしているのにもあんな表情になってしまう過去は話したくないだろうしな。
そう考えているうちに、医務室に着いた。
ガチャ
ハ「あ、リヴァイ。口の血が止まらなくて氷でも貰いに来た？」
チッ、まぁ。あの、光景を見てたのなら分かるだろう。
リ「あぁ。ところで、アイツの状態はどうだ？」
俺が問うと、氷を用意しながら話し始めた。
ハ「…実は、さっきから魘されているんだ。悪夢でも見ているんだろうね。汗をかいて、熱もあるのにるのに、顔色は真っ青で苦しそうだよ…。今は、ペトラが付き添ってあげてるよ。」
リ「そうか…。それと。何故、悪夢を見ているんだと思った。まだ、頭と腹が痛いとかじゃねぇのか？」
そう言うとハンジは、ピタッと動きを止めた。
ハ「……さっき、リヴァイが来る少し前まで。Aは寝言で、『行かないで…』『ごめんなさい』って言っていたんだ。ごめんなさいにしては、何度も何度もね…だから、Aは悪夢を見ているんだと思ったんだ。」
『行かないで』『ごめんなさい』か…
何がそこまで、アイツを苦しめているんだ？
過去に一体何があった。
ハ「はい。口元にしばらく当てて、様子を見てみて。」
そう言い、氷袋を渡してきた。
あぁ。と言い受け取ろうとした瞬間…
『うわぁぁぁぁぁぁぁぁ‼‼‼』
というか叫び声が、ベッドの方から聞こえた。
ペ「A‼」
ペトラの焦る声も聞こえ、俺とハンジは慌ててAが寝ているベッドに行った。
シャッとベッドを囲んでいたカーテンを開けるとそこには、仰向けに寝たまま、天井に向かって手を伸ばしているAが居た。
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星夜覇月(プロフ) - りんかさん» すみません、私学生なんでテスト期間が今月あるんですよ。（遠い目）でも、楽しみにしてもらっている以上は、頑張って更新していきます！ (2019年6月11日 6時) (
レス) id: eec7854c05 (このIDを非表示/違反報告)
りんか - 続きがとても気になります！大変だとは思いますが、これから最新頑張ってください！楽しみにしています(*´∇｀*) (2019年6月11日 2時) (レス) id: eeeeade8b8 (このIDを非表示/違反報告)
星夜覇月(プロフ) - アイスさん» コメントありがとうございます！これからも頑張って更新していくので、楽しみにしててください！ (2019年6月9日 9時) (レス) id: eec7854c05 (このIDを非表示/違反報告)
アイス - 凄いドキドキがたまりません！頑張ってください、！！楽しみにしてます！ (2019年6月9日 1時) (レス) id: 32eaf54f36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月下誠 | 作成日時：2019年6月4日 18時
