４０魚前編 ページ12
『はいどーも！Fischer'sアイスクライマー！』
「シルクですぅ〜」
「ンダ！」
「マシャシィ」
今日は久々に横須賀に来ている。
なんでかって？
アスレ鬼ですよ奥さん！
「本日はついに！アイスクライマーがアスレ鬼復活いたします！」
「おいしょー！」
『いよー！』
ここは俺が子供の頃、母さんに連れられてきた某公園。
住宅街にある円形のジャングルジムが特徴的な公園だ。
『基本形態はこのローラー滑り台がついたジャングルジムと、隣のブランコからの遊具ね』
「頑張ればジャングルジムから飛び移れるのか」
まずは腕慣らしにンダホとマサイが対戦。結果は両者捕まえたことによるドロー。
「あのね、地味に逃げづらい」
『うまくジム使うのがコツだな』
「ローラーすべり台はほんと最後の手段だね…はァ…疲れた…」
そして俺とシルクのターン。
まずは俺が逃げ、シルクが追い。
「レディGO！」
『シャア！こいや！』
ジャングルジムの真ん中にある壁に囲われた空間にまずは入る、反響する音を聞いてどちらから来るのか見極めるためだ。
『…右か！』
左の出口から飛び出ると、思ったより近くに居たシルク。
ニヤニヤと距離を詰めてくる。
そんな顔でもドキドキしてしまうのはこの張り詰めた空気だからか、それとも違う感情か…
しかしここは俺のホームと言っても過言ではない。
俺はジムの頂上に登った。
『…シルク』
「なんだよギブアップか？」
『んなわけねぇだろ！アデュー！』
ジャングルジムのてっぺんに立った俺はそのままシルクを飛び越え、向かいにあるブランコの柱へと飛び移った。
「おわー！すげー！！」
「なんっだよあいつ！ヤベーなまじ猿じゃん！」
そのまま柱を伝って反対側のアスレチックへ移動したところでタイマーがなった。
「だー！！くっそ！こいつがあんな飛ぶとは思わなかった！」
『シルクくんもしかして初負けっすかぁ？』
「うっぜぇ！まじ…っあー！！」
「確かに初黒星だねシルク」
「アイスお前ヤベーよ、肩とか痛めてないか？」
『おう、大丈夫。さんきゅーマサイ』
マサイは俺の肩を掴み軽くマッサージしてくれた。
へへ、優しいよなこいつ。
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ぐるり。(プロフ) - しみずさん» んわー！しみずさんありがとうございます！無意味なパート2ですが、今後ともよろしくお願い致します(ﾉﾟДﾟ)ﾉ↑↑↑ (2018年1月13日 9時) (
レス) id: d12cac2abb (このIDを非表示/違反報告)
しみず(プロフ) - わわわ、いつの間にパート２…！！続編おめでとうございます、これからもひっそりとファンで居させてください…！！無理のなさらない程度に更新ふぁいとです…！！ (2018年1月13日 3時) (レス) id: 516966c55c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぐるり。 | 作成日時：2018年1月12日 18時
