ラブコール［小森隼］2

スポット ページ40

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隼「雨降りそう」

A「うわあ本当だね...コンビニで傘買う？」


黒くて大きい雲が私達の真上をゆっくり流れている

さっきまであんなに天気良かったのに


それでもコンビニに寄りたくないらしく再び歩き出す隼くん


A「あ、雨」

隼「小雨だからまあなんとかなるっしょ」

A「すぐ止みますように！ってお祈りしようね！」

隼「俺の分もしといて」

そういい早歩きで目的地まで向かう隼くん







そして、気づけばもう、辺りは暗くなっていた



A「このクレープ美味しい！食べたい人手あげて！」

隼「今そういう気分じゃない」



京都来てからずーっと食べてばっかりな私

まあ、明日からダイエットすればいっかあ



そして、隼くんについてきてなんとなくわかった場所


ここ、雑誌で見たことある！


京都のすっごく人気の観光スポットって書いてあったの。まさかここにこれるなんて



夜景がとっても綺麗で、ここから見えるあの橋からは青色の灯りがついていて、ゆったりしながらずっと、ずっとずっと見てられちゃうかも。



隼くんが疲れた なんていうから近くにあったベンチに座り、暫くの間ずっと夜景を眺めていた





この時間が、永遠に、続けばいいのになあ



隼「あのさ？」


A「ん？」


隼「この景色さめっちゃAに見せたくてさ 笑」


A「そうだったんだ！ありがとう、」

私のことを見る隼くんの目は青いライトに当たってるせいかいつもとは違く見えて


それに、いつものうるさい隼くんでも無くて、....あ、そう。雑誌でキメてる隼くんって感じで、




何故だか、涙がでてきちゃいそうで



A「隼くん、ここの場所さ、すごくいいね」



隼「やっぱ？どこがいいんだろうってずっと探しまくってこの場所にした」



その、意味深な発言も、この場所を何の本で見つけたんだろうとか、
もうなんか、すべてが幸せすぎて....






強い風がふき、隼くんのポケットに入ってた紙が私の足元に落ちた



A「これ...」


広げて見ると、その紙は本の一部で破った跡がある


上の方には大きく









【告白するのに人気なスポットランキング】


の文字


その、第一位の場所が....ここの場所....？？

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