ラブコール ［小森隼］

電話 ページ31

・

今日は私1人で外出。

だからハナちゃんとは離れ離れ。


でも、外出先は隼くんの事務所のすぐ近く！運命かなって顔が赤くなる

コツコツヒールをならして、最近巻いた髪の毛をクルクル触る

ハナちゃんにAらしくない感じって言われたけどコハルちゃんがこんな感じの ザ出来る女性って感じだから私も真似してるの...

個性がない AがAじゃないってヤな目で隼くんに言われるけど....しょうがないもん隼くんに好かれたいもん

それから暫く歩き、隼くんの事務所の前を通る

隼くん、中にいるのかな？って中を見てみるけどいなくて。




A「ありがとうございました。失礼します」

仕事が終わり、今日はこのまま帰っていいよって部長に言われてたから会社に寄らず駅まであるく

はあ、疲れたなあ。もう、ハナちゃんいないから私1人だけで不安不安。

暇だから隼くんに電話しようかな。隼くんきっと今お昼ご飯食べてると思うし。


電話をかけると1コールで出てくれた隼くん

A「もしもし、隼くん」

隼「どうしたー？」

周りからメンバーの皆さんの声が聞こえる

A「.....会いたい」

隼「は？」

無意識に心の声が出てしまって、自分でもビックリした

A「違う違う、間違えた！ペロッ！」


....キャピってる私イタい

隼「...ビックリした」



ほら、気まずい空気になっちゃう。全部私のせい

龍友「Aちゃん、隼めっちゃ照れてんで！」

そう、小さく聴こえた声

A「...え？」

隼「やめてよ龍友くん違うから」

A「隼くん、電車来るからきるねバイバーイ！」

....なんか最近、前みたく隼くんと話せない感じするなあ。なーんかなあ

本当は電車はまだ来てないし、そもそも駅に着いてない

なんか、気まずい。

多分、隼くんが『俺も好きって言ったらどうする？』って言ったあの時から。


お酒飲んでて言ったってわかってるけど、あれから素直に好きって言えなくなったし、どうしよう


なんか、変な気持ち

亜嵐くんが言ってた好きな人には冷たくって冷たくしてくれないし、まあ冷たくされたら嫌なんだけど....

はあ、悲しくないけど、怒ってないけどなんでかわからないけど溜息がたくさん出る

原因は小森隼くん

あなたです。

友達として→←お気に入り

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す