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ピッタリと体がくっつく状態にいると中務さんの速い心臓の音が聞こえてきた
『...好きなの私だけだと思ってて、告白したらもう一生話せない覚悟でいました...』
「何言ってんねん、」
『だって中務さん話してくれないじゃないですか、!』
「なめすぎやろ、」
『ふふ笑』
私が笑うと一旦体を離して軽くおでこにデコピンされた
「おちょくるからや」
って言ってくるけどちゃんと痛くないように軽くしてくれるあたり優しい
『あー、もうどうしよう...』
「なにが」
『恥ずかしすぎて死ねる』
「え、死なんとってな、?お前おらんかったら生きてけんし、」
またさらっとそう言われた
『そうやってさらっとかっこいいこと言うから期待しちゃってたんですよ!?』
『どれだけドキドキしたことか...』
そう言うと笑われて顔が近づいと思ったら唇に当たる柔らかい感触
「期待されたいんやしええやろ?」
ニヤッと笑ってきた
・
「顔真っ赤やし、笑」
「こんなんで照れとんのか笑」
「かわええ」
かっ、かわいい、!?
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『照れてないです...』
真っ赤な顔をこれ以上見られたくなくて、中務さんの胸に顔を埋めると優しく抱きしめてくれた
「嘘つけ」
『...嘘です...めちゃくちゃ照れてます、』
「ふっ笑」
『笑っちゃ嫌です』
「じゃあ何冷たい方がええんか」
『...やっぱりそれの方が嫌です』
「やろ?」
・
夜の帰り道
GENEメンバーと私での飲み会の時もこの道を歩いてた
龍友さんが途中で帰って怒ってたんだよねって話で盛り上がった
「あ、...ん。」
思い出したように差し出された左手
相変わらず言葉にできない不器用な人だなぁ笑
ちょっといじめてみることにした
『え?笑 なんですか、?』
「.....」
あ、ちょっと怒ってる笑
「分かっとるやろ絶対...」
そう言って私の手を強引だったけど握って指を絡めてきた
『ごめんなさい笑』
「もうそーゆーの禁止。」
『分かりました笑』
「あと」
「裕太でええよ」
そうは言われたものの、中務さんから裕太はハードルが高すぎる
『裕太...さん』
「'さん'要らへん」
『...裕太くん』
「ダメ」
結局裕太くんで私が押し切ったけど、
あなたの方が私よりもうわてなようです
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那鶴(プロフ) - 素敵な物語でした!!アフターストーリー読みたいです!! (2019年10月15日 22時) (レス) id: b66544da2b (このIDを非表示/違反報告)
mn3y0402(プロフ) - アフターストーリー待ってます!!! (2019年10月15日 18時) (レス) id: 9c6f73aa09 (このIDを非表示/違反報告)
千夏(プロフ) - とても面白かったです!!アフターストーリー書いてほしいです(泣) (2019年10月15日 18時) (レス) id: 5e74027b75 (このIDを非表示/違反報告)
中務紅葉(プロフ) - 初めまして!全て読ませていただきました!とっても面白かったです!ぜひアフターストーリー書いてください!お願いします! (2019年10月15日 17時) (レス) id: 1dbbcfcfbe (このIDを非表示/違反報告)
リ ア(プロフ) - アフターストーリーみたいです!!とてもとても見たいです!! (2019年10月15日 17時) (レス) id: ea67da4d60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ここと | 作成日時:2019年9月15日 19時