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あっという間に私の住むマンションの前に着いていた
それでも手は離してくれない
『送ってくれてありがとうございます、』
「別にええよ、一緒に居りたいだけやし」
...え、ちょっと待って...。
なに裕太くんって付き合ったらこうなる人なの、!?
え、好き←
「明日さ、一緒に行こうや」
少し恥ずかしそうにそう言った裕太くん。
恥ずかしさからなのか手をにぎにぎしてくる
それに答えるように握り返した
『行きましょ!待ってますね』
「おう、」
何時にって待ち合わせをした後、無言で抱きしめてきた裕太くん
『どうしました、?』
「...なんでもない。最後に抱きしめたくなっただけ」
『ふふっ笑...裕太くん大好きですよ』
「そんなん今日散々言われたから分かっとるし、」
強がってるけど街灯に照らされて見える顔は赤い
だめだ
思ってた以上にぞっこんだわ私、
心の中で思ってた言葉がポンポン口から出てくる
まぁ、明日になったらまた恥ずかしくて言えないと思うけど、
今日だけ。ね、
「寒いから入り。じゃあ、おやすみ」
『おやすみなさい!』
頭をポンポンして前と同じように、私がロビーに入るまで見送ってくれて、
手を振ると小さくだけど振り返してくる
幸せってこーゆーことだ...
誰にも見せられないくらい私今、顔緩んでる、
・
・
<翌日>
エレベーターから降りて、ロビーの入口に向かうとそこから見えたオレンジ髪
私も慌てて外に出ると気づいた様子
これでも5分前には来たんだけど、、
「おはよ」
『おはようございます、!』
あんまり聞くのは良くないかなって思ったから優しさに甘えることにした
そのまま事務所までの通りを歩き始める私達
人がまだ全然居ないからって手を握ってきた
朝から顔が熱い、、
今日は少し早く起きてちょっといつもよりちゃんとメイクしたんだけど気がついてくれたかな、
まぁ気づかないかなって思ってたんだけど...
「A。...今日さ、」
『??』
「なんか変えたやろ」
『!気づきました、!?』
「やっぱり。いつもと雰囲気違うし」
ちゃんと見てる、、
「あんまりそーやって雰囲気変わると他のメンバー狙ってくるからやめてな」
『でも〜...』
_______「やるんやったら俺の前だけにして」
その言葉に小さく頷いた
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那鶴(プロフ) - 素敵な物語でした!!アフターストーリー読みたいです!! (2019年10月15日 22時) (レス) id: b66544da2b (このIDを非表示/違反報告)
mn3y0402(プロフ) - アフターストーリー待ってます!!! (2019年10月15日 18時) (レス) id: 9c6f73aa09 (このIDを非表示/違反報告)
千夏(プロフ) - とても面白かったです!!アフターストーリー書いてほしいです(泣) (2019年10月15日 18時) (レス) id: 5e74027b75 (このIDを非表示/違反報告)
中務紅葉(プロフ) - 初めまして!全て読ませていただきました!とっても面白かったです!ぜひアフターストーリー書いてください!お願いします! (2019年10月15日 17時) (レス) id: 1dbbcfcfbe (このIDを非表示/違反報告)
リ ア(プロフ) - アフターストーリーみたいです!!とてもとても見たいです!! (2019年10月15日 17時) (レス) id: ea67da4d60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ここと | 作成日時:2019年9月15日 19時