珈琲十杯。 ページ11
「あぁ、そうだ、Aさん。
此処では貴女が演奏してくれる、と聞いたのだけれど。」
彼は珈琲を堪能し乍ら云う。
その表情は至福に満ちていた。
「えぇ、では … 、今日も演奏しましょうか。」
私はそう云うとピアノの蓋を開けた。
白く、輝きの在るピアノ。白黒の鍵盤。
其処に私の手を乗せて、音をならす。
この時間が迚も、好きだった。そして、この音を聞いてもらえることも。
.
「有難う御座いました。」
私はそう言って御辞儀をする。
三人はぱらぱら、と拍手を送ってくれた。
「今日もいい演奏でした、」
「嗚呼 … 素敵だったな。」
「音も貴女も美しい … 、そう 、まるで天使 … !!」
三人はそれぞれ感想を述べてくれた。
既にみっつの珈琲カップは空だった。
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レナ(プロフ) - 完結おめでとうございます。バットエンドだったのですが涙がでてしまいました。とても意味が深い小説でした。これからもがんばってください。 (2016年10月24日 17時) (
レス) id: 06bf2f6e81 (このIDを非表示/違反報告)
氷菓。(プロフ) - 沖田ふれあ@名前戻したさん» 実は、この小説は最初からバッドエンド、と決めていたんです。えぇ 、えぇ ( !! ) 是非、読ませて頂きます !! (2016年10月17日 16時) (レス) id: 150760e981 (このIDを非表示/違反報告)
沖田ふれあ@名前戻した - 氷菓。さん» こちらこそです。まさかあんなラストだ何て……。驚きました。えと、俺の書いてる小説も時間が有るとき見ていただけないでしようか？『探偵社所属、カップルの日常』と言うのなのですが…………。宜しければお願いします！ (2016年10月16日 20時) (レス) id: 381ffeb3d6 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 安吾！！ (2016年10月16日 17時) (レス) id: ab5963e87e (このIDを非表示/違反報告)
はるる - コメント失礼します。安吾さんの描写に胸が張り裂けそうに……続きが気になるお気に入りの作品です！更新頑張って下さい！ (2016年10月15日 22時) (レス) id: 76800349e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷菓。 | 作成日時：2016年10月1日 19時
