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3.仮の話。 ページ3

「あ、そうだ!!名前教えてや!!!」

「…下田、です。」

「下田なに!?下の名前!!!教えてぇや!!」

はぁ、と今日何度目かもわからない溜め息が漏れる。
会長は私達を見てずっとニヤニヤしてる。助けて(切実)

「…下田、Aです。」

「Aちゃんな!!!よし!!!!Aちゃん何年!?1年!?」

「え、は、はい…」

「俺2年やねんけどさぁ!先輩っぽくないとか言われて後輩にもチワワとか犬とか呼ばれてん!!酷いよなぁ!!!」

そういって期待した目をこちらへ向けてくる。
顔に書いてありますよ。先輩って呼べと。

「…こ、コネシマ、先輩」

「おぉぉおおおおおお!!!えぇなぁ!!!!えぇなぁあ!!!!」

興奮冷めやらぬ。うるさいぞこの人。

「うんうん!そのまま部活の後輩になってや!!なぁ!!!」

「それは嫌です。帰宅部でいるんで。」

「勿体無いって!!マネージャーでもえぇからさ!な!!」

「絶対入りませんから。しつこいです。」

「うぅ…そか…」

そうしてみるからに落ち込む先輩。
うわ、うるさい上にめんどくさい。

「もうすぐ文化祭やし入ってやったらどうや、サッカー部。」

バリトンボイスが先輩のフォローを入れる。
先輩はぱ、と明るい顔になる。

「いやですよ。文化祭がいやなんです。」

断ればまた落ち込んだ。
…やっぱりめんどくさい。

4.して会うはずもなく→←2.ドアノブは強い。



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氷菓。(プロフ) - 紅月さん» ありがとうございます!コネシマさんは好きな女性にはわりと心あると思っておりますので…! (2018年4月8日 12時) (レス) id: b88cedb558 (このIDを非表示/違反報告)
紅月 - とっても好みな小説でした!相手のことを思ってるコネシマが好きです( ˙-˙ ) (2018年4月8日 10時) (レス) id: b978a7b95f (このIDを非表示/違反報告)
拳で抵抗する桐生(プロフ) - あぁ^〜コネシマ好きぃ^〜 (2018年1月17日 9時) (レス) id: 730bab422c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:氷菓。 | 作成日時:2017年12月29日 13時

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