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18.そしてそのまま。 ページ18

「…はぁ。」

履き慣れたスニーカー、いつものジーンズにパーカー。財布と携帯と、先輩のジャージを入れたリュック。

そして、なぜか隣にいるゾムさん。

「なんで溜息吐いてるん?あ、俺飲み物買ってくるわ。」

貴方のせいですよ。
と心の中で呟く。

何故こうなったのかは私にもわからない。
ただ、そこで会って、何故か一緒にいる。

「…ほんと、なんで来ちゃったんだろ。」

そう呟いて何気なしに横を見れば選手達が乗ったバスが来た。
ぞろぞろと見覚えのあるジャージを着た人達が並んで歩いている。

その中に、目立つ金髪をみつけた。

「…!!」

どくん、と大きく心臓が跳ねて、気が付いたら足が動いていて、彼の視界には絶対に入らないであろう、柱の裏に隠れていた。

「おまたせ…ってどうしたん。」

缶コーヒーを二本持ってきたゾムさん。
ん、と片方差し出されてありがたく受け取れば冷えた掌にじんわりと温もりが滲む。

「いえ…、ありがとうございます。」

「あ〜…シッマか。」

ちら、と集団を見ればそう呟く。

「ジャージ、返さなあかんのやろ。行かなくていいん?」

プルタブに手をかけつつそう聞いてくる。
それを真似るように私も缶を開ける。

「…なぜか、会いに行けません。」

缶コーヒーを一口煽れば仄かに甘い味がした。

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氷菓。(プロフ) - 紅月さん» ありがとうございます!コネシマさんは好きな女性にはわりと心あると思っておりますので…! (2018年4月8日 12時) (レス) id: b88cedb558 (このIDを非表示/違反報告)
紅月 - とっても好みな小説でした!相手のことを思ってるコネシマが好きです( ˙-˙ ) (2018年4月8日 10時) (レス) id: b978a7b95f (このIDを非表示/違反報告)
拳で抵抗する桐生(プロフ) - あぁ^〜コネシマ好きぃ^〜 (2018年1月17日 9時) (レス) id: 730bab422c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:氷菓。 | 作成日時:2017年12月29日 13時

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