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2.ドアノブは強い。 ページ2

息を切らしつつくっそ長い階段を登り終え、やっとこさ屋上。
屋上の扉は握って開ける丸いドアノブで、嫌いだ。
周りは乱雑しているため、やっぱり足で開けるしかないのだけれど。

「よっ、ほっ…おりゃ、」

膝をドアノブに引っ掛けて回し、ノブが巻き戻る一瞬の間に扉を思いっきり蹴ればすぐに扉は開いた。

「かいちょー、先生から資料。あと生徒会室に例のやつ置いといたから。」

「おー、ご苦労。あっ、おいこら犬!」

「は?犬?うおわっ、」

さ、と目の前に目を輝かせながらかけてくる知らない金髪の男子生徒。
驚いて女っ気のない声をあげ、資料を落としそうになる。

「危な、」

「え、あのドア足で開けたん!?俺もな!挑戦してるんやけどなっかなかできんくてさぁ!!!タイミング掴むのむずいよなぁ!!お前何者!?すげぇ!!!」

「えっ、ちょ、ちか、いです」

足でドア開ける選手権でもしてるんですかね。

「いやぁ、俺もな?サッカー部キャプテンとしてどーーーしても扉を足で開けたくて…ぐぇっ」

「困ってるやろ。どけ。あ、さんきゅ。」

金髪の彼の襟首を掴んで放り投げ、資料を受け取る会長ことグルッペン。
きゃんきゃんと吠える彼は犬そのもの。

「あ、俺、コネシマ!!!サッカー部キャプテンで!!!なぁ!!!アンタ足の使い方めっっっちゃ上手いな!!!サッカー部、入らへん!?!?」

「お断りします。」

3.仮の話。→←1.癖はどうにもならない。



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氷菓。(プロフ) - 紅月さん» ありがとうございます!コネシマさんは好きな女性にはわりと心あると思っておりますので…! (2018年4月8日 12時) (レス) id: b88cedb558 (このIDを非表示/違反報告)
紅月 - とっても好みな小説でした!相手のことを思ってるコネシマが好きです( ˙-˙ ) (2018年4月8日 10時) (レス) id: b978a7b95f (このIDを非表示/違反報告)
拳で抵抗する桐生(プロフ) - あぁ^〜コネシマ好きぃ^〜 (2018年1月17日 9時) (レス) id: 730bab422c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:氷菓。 | 作成日時:2017年12月29日 13時

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