1.癖はどうにもならない。 ページ1
「はぁ…会長はすぐに私をこきつかってさぁ。生徒会でもないのに…あ 〜 、くっそ。」
両手で資料を抱え、生徒会室の扉を足で乱雑に開ける。ガン、と激しい音がなる。
これは癖。なにかと忙しかったり、手が塞がっていたり。そんなときはだいたい足で扉を開ける。
足癖悪いね〜ってよく言われるのもこれのせい。
最近は人もよく蹴る。
「よっ、と。」
埃のひとつもないきれいに磨かれた机の上に資料を積む。
「あ 〜 … 疲れた。今度なんか奢らせよ。」
ぶつぶつと文句を言いながら生徒会室の扉を閉める。
あぁ、今度はちゃんと手で。
「お、下田。丁度いいところに。これ、グルッペンに渡しといて。」
「え、ちょ。」
今度は先生に大量の資料を押し付けられて、断る間も無く彼は立ち去る。
…なんで私に。
もう一度深いため息をついて彼がよくいる…屋上に向かった。
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氷菓。(プロフ) - 紅月さん» ありがとうございます!コネシマさんは好きな女性にはわりと心あると思っておりますので…! (2018年4月8日 12時) (レス) id: b88cedb558 (このIDを非表示/違反報告)
紅月 - とっても好みな小説でした!相手のことを思ってるコネシマが好きです( ˙-˙ ) (2018年4月8日 10時) (レス) id: b978a7b95f (このIDを非表示/違反報告)
拳で抵抗する桐生(プロフ) - あぁ^〜コネシマ好きぃ^〜 (2018年1月17日 9時) (レス) id: 730bab422c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:氷菓。 | 作成日時:2017年12月29日 13時