第5人格 (identity∨） (ページ37)

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恥ずかしい出来事番外編3 ページ37

「それならよかった…あれ？Aさん、
右手に持っているものはなんですか？」

『実はねー、ジョゼフさんからたまたま借りてたんだよ…カメラをね♪大丈夫可愛いイソップくんの写真は、撮っておいたから！』

え？Aさん、今なんか恐ろしい事言わなかったかな？僕の勘違いだね…
…………頼む！僕の勘違いでいてくれ！←懇願
はい。現実ですね。ハハ…

「…………え？…………ァアー!!!!Aさん！それを早く僕に渡してください！」

『☆嫌☆』

嫌って…え！流石にそれは…やばい！！！

僕は早く捕まえて、恥ずかしい写真を消去しなければいけないという使命ができた！
絶対捕まえる…

『あれー？イソップくん！足早くないかな？
私逃げるの必死なんだけど？！』

「必死なのによく喋っていられますねえ…
僕は今命の危機なんです！僕はあなたになにかしましたか？！」

ついでに疑問を言ってみた。というか、僕もよく喋られているなあ…

『何もしてないよ。ただ…この可愛いイソップくんの写真をみんなに見せられないでいられない！』

ただのいたずら心？！ちょっと待って、それだけで僕の恥ずかしい写真をジョゼフさんたちに見られるの？死ぬわ！！

『イソップくん！私は君に恨みなんてない…
だが断る！この写真はジョゼフさんにコピーしてもらうんだー！』

もうだめだ…お終いだ…。いや、諦めるな！
男だろ！イソップ・カール！

「まじですか？！」

これはやばい…まじかよと言いたくなるほどピンチだ…

『というわけで！…………ｾﾞｪ…………ｾﾞｪ……
あばよぉ！とっつァあん！！』

「待てーい!!!○パンーー!!!!」

人と話すのがこんなにも楽しい、危ないとは…

『やっぱりイソップくん声出るじゃんか！』

「そりゃあ、今必死ですからね！」

どれくらい走っていると思っているんだ！
流石は軍人←設定忘れかけた…)Aさんは
男の僕でも追いつけないほど足が速い…

「Aさん！？ここはハンター専用の館ですよね？！まさか！ジョゼフさんの部屋に向かってます？！」

あれ？これもっとやばいかもしれない…

『そうだよ！もうすぐ部屋につくから！楽しみにしていてね！ハハッ←ふざけている』

Aさんふざけていますね？！これ完っっ全にふざけてるね…

「うわー！ここに来た時点でもう、心臓がドキドキしてるよ！ずっと！」

『イソップくんがついに敬語なくなってる！』